【今日の1曲】DIR EN GREY – THE FINAL

昨日取り上げたCOLORの元ボーカリストDYNAMITE TOMMY(ダイナマイト・トミー、1964年 – )は、現在株式会社フリーウィル(Free-Will)の代表として多くのヴィジュアル系バンド等が所属するレーベルを運営していますが、本日はその中から看板グループでもあるDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)の楽曲をご紹介することにします。

DIR EN GREY – THE FINAL
DIR EN GREY – THE FINAL

2004年にリリースされたメジャー16枚目のシングル「THE FINAL(ファイナル)」。
Wikipediaによるとタイトルの「THE」は読まないらしいです。

2005年リリースのメジャー通算5枚目のアルバム『Withering to death.(ウィザリング・トゥ・デス)』にも収録。

ちなみにこの『Withering to death.』は、

日本版『ローリング・ストーン』誌が2007年に選定した「日本のロック名盤100」では34位にランクインしている。これは、2000年代に発売されたアルバムの中では最高位である。

Wikipediaより

という非常に評価の高い作品でもあります。

ちなみにこのランキングの1位は、はっぴいえんど『風街ろまん』。
メルツバウや不失者が入っていたりカジヒデキが入っていたりというなかなかユニークなもので、ランキン・タクシーが入っているのは「おっ!」と思いましたが、暴力温泉芸者の結構本気で耳を壊しに来る曲が入ったアルバムを選んでるのはどうかと思う。

話を戻して「THE FINAL」。
この楽曲はDIR EN GREYの中でも個人的に一番好き。かつ、DIR EN GREYをいままでちゃんと聴いたことがないという人にも幅広くお勧め出来る楽曲だと思っています。

もっとゴリゴリにヘヴィなものが好き、という人には他の楽曲をお勧めしますが。

ところで中森明菜の歌唱というのはそれはもう別格に凄い。
同業者でリスペクトを表明する人はちょいちょい居ても、「影響を受けた」というボーカリストはパッと思い付かない。

想像するにこれは「影響を受けた」なんて言おうものなら「どこが?」と返されそうなくらい圧倒的なものがあるから軽々しくに口に出せない、というのもあるかもしれませんが、そもそも大体のボーカリストって元々の声質や資質を伸ばすのが普通であって、誰もが「一国一城の主」みたいな感じで、基本そんなに無理しないですもんね。

そんな中、このバンドのボーカルの京という人は色々な唱法を用いるチャレンジャーで、Wikipediaによると、影響を受けたアーティストにX JAPAN、中森明菜を挙げているようです。

他にもフェイバリット作品としてBauhaus(バウハウス)の『Press The Eject And Give Me The Tape』(1981年と翌1982年のライブ音源をまとめた作品)と、David Sylvian(デヴィッド・シルヴィアン)の『Secrets Of The Beehive』(1987年作品)を挙げているところは、なるほど。とストンと納得出来るセンスが伺えます。

上記の中でも特に中森明菜とDavid Sylvianの取り合わせは興味深く、確かに深い部分で両者の持つ要素が確かにこのボーカルからは感じられる。
David Sylvianの方は表向き分かりやすくは出てきませんが、奥深いところにある静謐さはDavid Sylvianというのも分かる気がします。
そもそも中森明菜にもその静謐さはありますもんね。

DIR EN GREYがバンドとして影響を受けたのは、Deftones、THE MAD CAPSULE MARKETS、Muse、Nine Inch Nails、Pantera、Radiohead、Smashing Pumpkins、Tool、であると、これまたWikipediaに列挙されていましたが、非常に意識の高さや向上心を感じさせるラインナップです。趣味でやってるんじゃなくてあくまで高みを目指すような。

実際海外での評価も高いDIR EN GREY。
その楽曲群の中でもこの「THE FINAL」は、ヘヴィ・ロックと歌謡曲が結実した見事な成果だと思います。

ある意味、中森明菜の攻めた歌唱と同じノリで聴けるという、流麗なメロディーに素晴らしい歌唱が聴けるこの楽曲。

今回はボーカルに焦点を当てた紹介になってしまいましたが、演奏もツボを抑えまくったアイデア溢れるもので、非常に聴き応えがあります。お勧め。

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