【今日の1曲】GALAXY(COLOR) – Erotica (1994)

本日ご紹介するのはCOLOR(カラー)。

COLORと言っても、もんたよしのりの娘が在籍していたこともある90年代の末にデビューしたアイドルグループではなくて、『東のX、西のCOLOR』と称された方のCOLOR。

そのCOLORがGALAXY名義で1994年にイギリス先行でリリースしたアルバム『GALAXY』より、Madonna(マドンナ、1958年 – )のカバーで「エロティカ(Erotica)」

『EROTICA』 COLOR
GALAXY(COLOR) – Erotica

ご存じない方からすれば上記文章ではなんのこっちゃさっぱり分からないと思いますが、勿論XはYOSHIKI(1965年 – )率いる「X JAPAN」のこと。
当時関東を拠点としていたX(まだ「JAPAN」は付いていなかった)に対し、関西から現れた大人気ヴィジュアル系のロックバンドがCOLOR。

そのヴィジュアル系のロック、もう少し細分化するとパンク寄りのバンドが、どういう訳か突然ハウスミュージックに路線変更してリリースしたアルバム『GALAXY』に、これまたどういう訳かカバーされて収録されたのがこの楽曲。

実は今作の制作には筆者の親しい知人が関係していたりするので、ある程度のあらましについては聞いたことがあるのですが、一応伏せときます。別に書いてマズそうなものでもないけれど。

で、結論から言ってこのカバー、大傑作だと思っています。

そもそもが絶妙な選曲で、そこからオリジナルの旨味を失くさずに楽曲の骨組みを見事に換骨奪胎。DYNAMITE TOMMY(ダイナマイト・トミー、1964年 – )の味わい深いボーカルを生かし切るというウルトラC級の極上カバー。

実際こういう意義深いカバーってそうそうない。

DYNAMITE TOMMYという人はボーカリストとしては結構ネタ的な扱いを受けがちな人で、実際本人も

ヴォーカリストとしては歌唱力がないことは本人も認めており、「大槻ケンヂに『ダイナマイト・トミーよりは歌は上手い』と言われた」とネタにしている。

Wikipediaより

とのことですが、個人的にこの荒々しく粗野な地声系ボーカルは大アリだと思う。この楽曲では結構エフェクトが掛かっているものの、それでもDYNAMITE TOMMYの持ち味は全く損なわれていない仕上がりが素晴らしい。

シンプルながら全部が聴きどころみたいな旨味溢れた楽曲ですが、個人的に聴きどころは4分28秒らへんのボーカルが若干ズレるところ。
味わい深し。

アルバム中でもこのカバーが特に秀逸な印象で、この1曲だけでも本作『GALAXY』がオークションにて結構なプレミア価格で取引されているのも納得。

今回はCOLORの中でも異色中の異色曲を取り上げましたが、ヴィジュアル系パンクバンドとしての作品も大変聴き応えがあるので、是非1stの『激突!!』(1988年作品)から聴いてみると良いのではないでしょうか。

ところでCOLORのWikipediaの記述が読み応えありなので、一部抜粋しておきます。これ読んだら聴きたくなるかも?

1985年:大阪にてDYNAMITE TOMMYが「こんなクソみたいな世界ムカつくからありとあらゆる手段で叩きつぶしてやる」ためにCOLOR結成。
ボーカルのDYNAMITE TOMMYは、歌唱力、演奏力等音楽に対しては全く執着心が無く、ただ世の中への反逆のみをバンド内での生業としていた。2002年に他界したベースのMARRYは、そんなDYNAMITE TOMMYの反逆思想に共感した事をアピールし、ベースを弾けないにも関わらず、1988年COLORに参加する。ギターのCINDYはアイドル的なルックスで女性ファンが多かった。もう一方のギターのTATSUYAは、DEAD ENDの足立祐二と並び賞される程のテクニシャンで、COLORを知る者が「DYNAMITE TOMMYがいなくてもTATSUYAさえいればCOLORは成立する」と言うほど貢献度は高かった。ドラムのTOSHIはバスドラムを4つ並べ、ジェイソンマスクをかぶった男であった。

Wikipediaより

これだけ読むと音楽的にはどうなのよ?と思われそうですが、楽曲の方も結構練られていて、多分想像を超えてくるのではないでしょうか。

ところで今回何でCOLORを取り上げたかと言うと、昨日の尾崎豊の「反抗」とか「抵抗」とかのワードで連想した次第。
それにしても何故この選曲なんだ?って話なのですが、これはまあ奇をてらったと思われるかも知れませんが、聴いて頂ければある程度誰もが納得のクオリティで間違い無いと思っております。
英語の発音がどうのとかそういうのは抜きにして。

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