【今日の1曲】The Velvet Underground – Who Loves The Sun (1970)

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。
昨日は番外編という事でThe Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)を取り上げましたが、本日も引き続きThe Velvet Undergroundの楽曲をご紹介する事にします。

Who Loves The Sun (2015 Remastered)
The Velvet Underground – Who Loves The Sun

昨日とは打って変わって一般的な意味でどえらいポップな、この「Who Loves The Sun(フー・ラブズ・ザ・サン)」という楽曲は、1970年11月にリリースされた4thアルバム『Loaded(ローデッド)』に収録されています。

2ndアルバムを最後に脱退したJohn Cale(ジョン・ケイル 1942年 – )が多分に持っていた前衛的な要素は3rd以降だいぶ薄まっており、4thのこの楽曲に至ってはほぼ別バンドの様な雰囲気。
「Who Loves The Sun」に関しては大多数の人が「良い曲だなー」と思うのではないかと想像できます。普通に名曲。

この楽曲でボーカルをとるのは、John Caleに代わって加入したマルチ奏者のDoug Yule(ダグ・ユール 1947年 – )という人で、作詞作曲もDoug Yuleだと勘違いしていましたが、これLou Reed(ルー・リード 1942 – 2013年)だったんですね。
元々Lou Reedは職業作曲家としてキャリアを始めた人なので、このような楽曲もその気になれば書ける人。
「Who Loves The Sun」というタイトルは、らしいと言えばらしいセンス。

外部シンガーのNico(ニコ 1938 – 1988年)を押し付けられた形とも言える1stや、メンバー間の衝突があった2ndも安定した状態でのレコーディングではなかったようですが、それはこの4thアルバムにしてもそうで、

このアルバムのドラムとしてクレジットされているのはモーリン・タッカーだが、実際は妊娠中でほとんどドラムを叩いておらず、実際にドラムを叩いたのは、ダグ・ユールの弟であるビリー・ユールと数人のスタジオ・ミュージシャンである。レコーディング後半頃からリードの精神状態が急激に悪化し(レコード会社移籍のプレッシャーが原因と言われている)、その後ライブツアー(このツアーでも、モーリン・タッカーに代わりビリー・ユールが参加)の途中に突然失踪し、そのまま脱退してしまう。1970年8月の事であった。結局、『ローデッド』がリリースされたのは、リードの脱退、1ヶ月後の1970年11月となった。

Wikipediaより

というバタバタっぷり。というか中心人物が抜けてしまうという致命的な事態に。

バンド脱退後の更に後年、Lou Reedはこの4thとその前の3rdに関しては会社側に勝手にリミックスされたと主張。長らく不満を言っていた印象でしたが、Lou Reedが主張するところのオリジナル・ミックスはボックスセットに収録され、一応の決着。

それらのバージョンを聴いてみた感想としては、違うっちゃ違うけれども、そんなに決定的なほど違うかと言えば、個人的にはそこまでではないように思いましたが、作り手のこだわりって細部にまで至りますからね。そこら辺は難しいところです。気になった方は聴いてみて下さい。

バンドの方はレコード会社との契約が残っている為、解散することは出来ない中、順次オリジナルメンバーが脱退。結果途中加入のDoug Yule以外全て新メンバーとなり、1973年に5thアルバム『Squeeze(スクイーズ)』をリリースし、契約を満了。
晴れて?正式に解散と相成りました。

昨日書いた通り個人的には圧倒的に2ndの『White Light/White Heat(ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート)』が好みですが、順番を付けると次に3rd。1曲も取り上げていませんけど。次いで1stと4thが同率くらいで最後に5th。といった感じです。

駆け足でのご紹介となりましたが、音楽史上屈指の影響力を持つ超重要グループ(でも活動歴は短く何かと不安定)の作品を是非色々聴いてみて下さい。枚数も少ないので。

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