【今日の1曲】David Bowie – Sunday (2002)

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。

2000年代に入りまして、一昨日は未発表に終わってしまった幻のアルバム『Toy』から表題曲、昨日は2001年の映画『Moulin Rouge!(ムーラン・ルージュ)』に使用され、同サントラにも収録された「Nature Boy(ネイチャー・ボーイ)」をご紹介しましたが、本日はいよいよ2000年代最初のアルバ厶『Heathen(ヒーザン)』(2002年作品)をご紹介します。

David Bowie – Sunday
David Bowie – Sunday

アルバム冒頭に収録された楽曲「Sunday」。
一昨日も書いた通りで、この『Heathen』1980年の作品『Scary Monsters(スケアリー・モンスターズ)』以来、約22年振りにDavid Bowieのいわゆるカルト・スター時代の楽曲を支えたTony Visconti(トニー・ヴィスコンティ)を再び共同プロデューサーに迎えた作品ということで結構話題になりましたが、早速Tony Visconti効果が炸裂。

この前前作『Earthling(アースリング)』(1997年作品)と前作『’hours…’(アワーズ)』(1999年作品)はどことなく地に足が着いていないような作品で、あえてそういう作品にしたのでしょうが、『Earthling』なんて日本語で言えば『地球人』なのに全然地に足が着いておらず、『’hours…’』の方も宇宙船かなんかの中みたいなジャケットの写真の通り、あんまり重力感の無いフワッとゆるっとした作品でした。
どちらも良作ではあるものの、不完全燃焼と言うかイマイチ本領を発揮し切れていない感じ。

で、この『Heathen』。個人的な結論から言うとDavid Bowie久々の傑作で、アルバム単位で言えば1980年代以降のここまでの中で1番良いと思います。

「Sunday」という楽曲について少し述べますと、まずこれ音の風格が全然違う。
Tony Viscontiという人が作る音は端的に言って格調が高い。
この人もDavid Bowie同様、もう若くはありませんでしたがクラシカル一辺倒ではなく、当時先端の音響効果を巧みに取り入れた編曲がなされております。楽曲丸ごと良いですが3:34らへんからのアレンジはキレッキレ。

そこにDavid Bowieが敬愛するScott Walker(スコット・ウォーカー)にも通じるクルーナー歌唱も絶好調。

前にも書いた事がありますが、筆者はDavid Bowieには全編クルーナーのアルバムを作って欲しかったくらいこの唱法が好みで、最初に聴いた時は「もしやこれは…」と思うも、2曲目いきなりPixies(ピクシーズ)のカバーで期待通りにはいかず、ちょっとずっこけそうになりましたが、全然悪い仕上がりではなく、以後の収録曲とのバランスで見るとここで少し「外し」と言うか「抜き」を入れているのも結果良い感じで、まずは一旦5曲目まで、ほぼ完璧と言ってしまって良い程の作品だと思います。
しかしDavid Bowie、Pixies好きなんだなー。バンドTin Machine(ティン・マシーン)でもかなり影響受けてましたもんね。

このアルバムについては収録曲以外にも、ハイセンス過ぎるジャケットや諸々についても言及しておきたいところですが、時間が無いので明日に持ち越しでー。

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