【今日の1曲】David Bowie & Massive Attack – Nature Boy (2001)

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。

2000年代に入りまして、昨日は未発表に終わってしまった幻のアルバム『Toy』から表題曲を取り上げましたが、本日も2000年代最初のアルバム『Heathen(ヒーザン)』(2002年作品)にはまだ入らずに、2001年の映画『Moulin Rouge!(ムーラン・ルージュ)』に使用され、サントラにも収録された「Nature Boy(ネイチャー・ボーイ)」をご紹介します。

BOWIE With MASSIVE ATTACK ~ NATURE BOY 2001
David Bowie & Massive Attack – Nature Boy

少しだけ不気味ではあるものの、雰囲気的には下のオフィシャル?動画の方が合っていると思う。Massive Attack(マッシヴ・アタック)の代表曲の一つ「Teardrop(ティアドロップ)」に寄せて作られている感じです。

David Bowie And Massive Attack – Nature Boy
David Bowie & Massive Attack – Nature Boy

この「Nature Boy」という楽曲はアメリカのジャズピアニストで歌手でもあったNat King Cole(ナット・キング・コール 1919 – 1965年)が1948年にレコーディングしたものが大ヒットし、以後ジャズのスタンダード曲の一つとなりましたが、元々の作詞作曲はEden Ahbez(エデン・アーベ 1908 – 1995年)という、元祖ヒッピーのような人が手掛けています。作詞の着想については後に盗作疑惑等もあったようですが、何にせよ悪魔的とも言えそうな非常に魅惑的な楽曲です。

それが一番分かり易いのが作詞作曲者によるアカペラバージョンかも知れません。短いので是非。

Eden Ahbez – Nature Boy
Eden Ahbez – Nature Boy

ちなみにポップミュージック史上の最高傑作とも称されるThe Beach Boys(ビーチ・ボーイズ)の『Pet Sounds(ペット・サウンズ)』(1966年作品)と、その次作として制作されるも頓挫し、結果、最も有名な未完成作品となった『Smile(スマイル)』の製作時、The Beach Boysの中心人物Brian Wilson(ブライアン・ウィルソン 1942 -)の近辺にEden Ahbezがおり、作品に影響を与えているとかいないとかの説もあります(当時一緒に写っている写真はありますが、影響云々に関しては信頼できるようなソースが発見できなかったので、話半分未満くらいで聞いといてください)。

そう言えば前にDavid Bowieがカバーした『Pet Sounds』の収録曲「God Only Knows(邦題:神のみぞ知る)」もご紹介していましたね。これ一般的には不評っぽいカバーですが。

話を「Nature Boy」に戻しますと、このサントラに収録された「Nature Boy」は2種類あって、冒頭に収録されたDavid Bowieの単独名義のもの。

そしてMassive Attackとの連名バージョン。
最初にご紹介したのがこの連名の方。
Massive Attackに関しては以前取り上げた事がありますので、そちらも見てみて下さい。
話題の美術家Banksy(バンクシー)の正体とも言われたりもする人が中心人物のグループです。

で、この2つのバージョンどちらも良いのですが、個人的にはMassive Attackとの連名バージョンの方が好み。

単独名義のスタンダードバージョンも良いのですが、連名バージョンではこの楽曲の新しい解釈が為されており興味深いです。

この2つのバージョン共に言えるのがDavid Bowieの歌唱の絶好調っぷり。
2000年代に入ってからは俄然調子が良く、高級感と言いますか格調の高さが感じられます。

David Bowie – Nature Boy
David Bowie – Nature Boy

David Bowieにとっての2000年代最初の十年紀は、思わぬ形で唐突に終わりを告げてしまうのですが、個人的な印象としてこの時期は何度目かの、や、もっと言うとキャリア通しても屈指の「黄金期」と呼べる程の充実期だったと思っています。

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