【今日の1曲】David Bowie – If I’m Dreaming My Life (1999)

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。

本日も昨日に引き続きまして90年代最後のアルバム『’hours…’(アワーズ)』をご紹介することにします。

昨日述べました通り、このアルバムの特徴を簡単にまとめると、これまで果敢に「攻めた」作品を発表して来たDavid Bowieが、ジャケットの写真通り「あー、なんかもう疲れたわー」みたいな、「ちょっともう今回は頑張るのやめました」みたいな緩い作品。という印象で、欧米メディアの一部ではちょっと評価が低かったりもするっぽい。

確かに声高に「傑作!」と呼びたくなるような類の才気走った作品では全くありませんが、滋味に富んだ良作ではあると思います。

で、国内の評価はどうなのかと一つ参考までに日本のAmazonのレビューに目を通してみると、割と好意的なレビューが多く、全10曲中の前半、ピンポイントで1、3、5曲目が良いと挙げている方が複数人居ました。

昨日選曲した1曲目の「Thursday’s Child(チューズデーズ・チャイルド)」、3曲目の「Survive(サヴァイヴ)」、5曲目の「Seven(セヴン)」は確かに良い。

個人的には、2曲目の「Something in the Air(サムシング・イン・ザ・エアー)」も十分に良曲。

となると、前半でそこからあぶれてしまう唯一の楽曲が4曲目の「If I’m Dreaming My Life(イフ・アイム・ドリーミング・マイ・ライフ)」な訳です。

通常はお勧めの楽曲を選んでいる【今日の1曲】ですが、今回はちょっと趣向を変えまして、このみそっかす扱いの「If I’m Dreaming My Life」を取り上げてみたいと思います。

If I'm Dreaming My Life
David Bowie – If I’m Dreaming My Life

聴いて頂ければ多分お分かり頂ける通り、別にそんなに悪い楽曲じゃないんですよ。初めて聴く人にも分かりやすいタイプの割とはっきりしたメロディーラインを持っているし。
「どこがそんなにダメなの?」と思われる方も多いのではないかと思います。

Amazonレビュアーさん達が何をもってこの楽曲をパスしているかは分かりませんが、個人的に引っ掛かるのは後半、4分30秒らへんからのところ。これもう初めて聴いた時から結構経ちますが、「え、これ引っ張っちゃうの??」というベタな感じ。「あのDavid Bowieがこんなキレの悪いことしちゃうか…」と思った事ははっきり覚えていて、今回記事を書くにあたり久々に聴き返しても印象は変わりませんでした。

アレンジ自体もなんかもうちょっと全体的にふんわりさせても良かったような気がします。
とは言えアルバムの流れで聴くと生音強めで良いアクセントになっていますし、後半部分も適当に流しておく分にはそこまで致命的ではないとも思いますが、やっぱりちょっと演出過多というかなんというか、個人的には完全に不要なので、本気でガッツリこのアルバムを聴くのなら、適当なソフト使って後半カットなりフェイドアウトさせた上で、プレイリストに入れ直すなりCD-Rに焼くなりして聴くかなー。という感じです。

ただ、繰り返しになりますが、メロディーと歌詞は全然悪くないと思うので、やっぱりこの前作にあたる『Earthling(アースリング)』と『’hours…’』の90年代後半の時期はちょっと勘が働かなかったというか、今ひとつ、ほんとに僅かな判断の部分で調子が出なかったのかな?と思います。

ところで話は変わりますが、椎名林檎どうしちゃったんでしょう。
自分が他人からどう見られているかと、こう見られたい。というイメージ作りには、人一倍敏感で気を遣っている人だと思っていたのですが。

やはり人間ってどんなに気を使っていても、周りに相談出来るスタッフや仲間が何人か居たとしても、時に誤った選択をしてしまうことがある。という一例なのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました