【今週の3曲】矢野顕子の3曲

『短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集』の流れから、ここ3日連続でPat Metheny Group(パット・メセニー・グループ、以下PMG)関連の選曲をしておりますが、本日はPat Methenyとの共演歴や楽曲のカバーもしているという流れで、矢野顕子の楽曲を3曲ご紹介することにします。

まず1曲目は、先日亡くなったキーボーディストのLyle Mays(ライル・メイズ)とPat Methenyが連名で1981年にリリースしたアルバム『As Falls Wichita, So Falls Wichita Falls』に収録された楽曲「It’s For You」のカバー。

矢野顕子 – Welcome Back – It’s For You

Pat MethenyとLyle Maysが作曲した楽曲に矢野顕子が歌詞を付けたもので、こちらのバージョンは1989年にリリースされた通算11枚目のアルバム『WELCOME BACK(ウェルカム バック)』の冒頭に収録されています。

矢野顕子とキーボーディスト被りしてしまう為か、Lyle Maysは参加していませんが、ギターはPat Metheny、ドラムは先月紹介したWeather Report(ウェザー・リポート)のドラマーでもあったPeter Erskine(ピーター・アースキン)、ベースのCharlie Haden(チャーリー・ヘイデン)は2014年に亡くなってしまいましたが、ここで簡単にまとめられないほど多くの傑作に関わった大物ベーシストで、一言で表すと超豪華メンバーによる演奏。
風が舞っているような6分43秒の出来事です。

PAT METHENY & LYLE MAYS – It's for you
PAT METHENY & LYLE MAYS – It’s for you

Pat MethenyとLyle Maysによるライブバージョンも貼っておきますので、聴き比べてみてはいかがでしょうか。

では2曲目。
当サイトが丁度David Bowieの特集をゆるーくだらーっとやっている最中だったりするので、これにしましょう。「David」

矢野顕子 – DAVID
矢野顕子 – David

1986年にリリースされた通算9枚目のアルバム『峠のわが家』に収録された楽曲で、後にドラマ『やっぱり猫が好き』のテーマソングとして使用された関係で1990年にシングルカットもされています。
個人的にはこのドラマが三谷幸喜の出世作だったような印象がありますが、どうなんでしょう。ちょっとうろ覚え。

で、この「David」が誰なのかは諸説あって、David Bowieだという説もあれば、この人も以前取り上げたことがありますが、元JAPAN(という英国のバンド)のDavid Sylvian(デヴィッド・シルヴィアン)説、はたまたダビデ王説まであるようですが、Wikipediaによると矢野顕子自身は明らかにしていないとのこと。

ダビデ王はともかく、David Sylvianとも生前のDavid Bowieとも親交のあった人なので、両方なのかも知れませんね。

編曲を矢野顕子と共同で手掛けた坂本龍一が、前になんとなくそれっぽいことを言っていたのでDavid Sylvianのイメージが強かったのですが、矢野顕子はDavid Bowieの命日には追悼ツイートを出したりもしていますし、どちらにもきっと強い思い入れがあるのだと思います。ダビデ王はよくわかりませんが。

演奏者について書くと、ドラムは高橋幸宏、ギターは故・大村憲司。キーボードは矢野顕子と坂本龍一。
コーラスにはムーンライダーズの鈴木慶一と武川雅寛、当時鈴木慶一の奥さんだった鈴木さえ子が参加していたりもします。

この楽曲は後に、故・レイ・ハラカミとのユニットyanokami(ヤノカミ)でもセルフカバーしており、先日逮捕された槇原敬之も1998年に発表した『Listen To The Music(リッスン・トゥ・ザ・ミュージック)』でカバーしていたりもします。

ところでこの件、逮捕されてもまだ起訴されたわけではないので、現状ではまだなんとも言えない話だと思うのですが、本人が否定している以上、マスコミや世間が非難していいのはせめてそこが確定してからなんじゃないの?と思いつつ報道を見ております。しかし、なんだかなー。

えー、ちょっと話が脱線しましたが、本日の3曲目はライブ演奏で。

yano akiko GREENFIELDS
矢野顕子 – GREENFIELDS

オリジナルは1984年にリリースされた通算7枚目のアルバム『オーエス オーエス』に収録された楽曲「GREENFIELDS」。

この映像はデビュー30周年の2006年にNHKホールで録画された「さとがえるコンサート」からのもので、翌年の2007年にBSで放送されましたが、確かこれDVD化等はされてないんですよね。

なので誰かがアップしたこのぶっ潰れた音で聴くしかないという。
それでも十分に良さと言いますか、凄みは伝わると思います。

見るからに演奏力がとんでもなさそうで実際とんでもない6弦ベースのAnthony Jackson(アンソニー・ジャクソン)と、くるりや宇多田ヒカルのサポートでも知られるドラマーCliff Almond(クリフ・アーモンド)とのトリオ編成。

普段当コーナー、演奏者のクレジットとかあんまり記載しないのですが、今回の矢野顕子は載せないわけにはいかない感じでした。
演奏がそれぞれ面白いので、普段あんまりそこら辺気にしない人も色々興味を持っていただけますとこれ幸いです。

やっぱり凄いわ、矢野顕子。

コメント

タイトルとURLをコピーしました