【今日の1曲】David Bowie – Loving The Alien

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。

昨日は、一昨日の「God Only Knows(邦題:神のみぞ知る)」の流れで、ちょっと別ネタ選曲をしましたが、本日は再び1984年のアルバム『Tonight(トゥナイト)』に戻りまして、アルバム冒頭を飾る楽曲「Loving The Alien(ラヴィング・ジ・エイリアン)」なにはともあれまずは下のPVをご覧ください。

David Bowie – Loving The Alien (Official Video)
David Bowie – Loving The Alien (Official Video)

これぞ迷作中の迷作中の名作PV。みたいな、何とも一言では表せない代物。
いつ見てもほんとすごい。これよく思いついたなー。というアイデアが何箇所もある。
水面をひざまずきの体勢で滑っていく?ところとか、顔は青塗りで歯がピカーっとするところとか、「これは一体どういうことなのよ?」と思わず突っ込みたくなる、見どころ満載、最後の最後まで飽きさせないサービス精神てんこ盛りの仕上がりです。
変なPVは数あれど、これは歴史上のあらゆるPVの中でも、謎エンタメ度数は最高峰で間違いないでしょう。超好き。

で、一昨日もちょろっと書いた通りで、このアルバム『Tonight』は前作『Let’s Dance』の勢いもあって、チャートアクションは一応全英第1位を獲得しているものの、内容に関しての評価は決して高いものではなく、次作の『Never Let Me Down(ネヴァー・レット・ミー・ダウン)』と合わせて端的に言うと、迷走期の駄作・黒歴史扱いされがちな作品なわけです。

なので、David Bowieを聴き始めるにあたり、ここから手を出す人ってあんまりいないと思うのですが、個人的には結構おすすめです。

まず「Loving The Alien」がかなり良い。
ディープな一部ファンの間で「ここまでは良い」とされる1980年作品『Scary Monsters(スケアリー・モンスターズ)』のリードシングルで、全英チャートでNo.1にも輝いた楽曲「Ashes To Ashes(アッシュズ・トゥ・アッシュズ)」にも、個人的には別に劣らない位置付けだったりします。そう言えばあれも変なPVでした。

A面にあたる1〜4曲目は今で言うシティポップやAORにも通じるメロウな雰囲気で、結局全部良い。

B面1曲目(CDだと5曲目)の「Neighborhood Threat(ネイバーフッド・スレット)」とラストの「Dancing with the Big Boys(ダンシング・ウィズ・ザ・ビッグボーイズ)」が雑な言い方をするといわゆる「産業ロック」に分類されがちな大味な楽曲かな?と思いますが、それ以外は大人のロックという趣きでそれなりに良いです。

筆者の好みとしては、9曲中7曲当たりで外れが2曲だけなので、かなりの良作になります。この2曲の代わりにしっとりメロウ系楽曲が入っていたら紛うかたなき名盤だったと思う程。
誤解のないように付け加えておくと、いわゆる「産業ロック」が総じてつまらないとは思っていないので悪しからず。

まあ当たり前の話ですが、結局のところ、良い曲は良いし、そうでもない曲はそうでもないという、ただそれだけのことだと思っているので、あんまり世間的な評価を真に受けずに是非聴いてみてください。

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