【今週の3曲】三上寛の3曲

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。番外編。

David Bowieをグーで殴った事でも知られる音楽家・三上寛。と言っても映画『戦場のメリークリスマス』(1983年公開作品)の劇中の話です。

そう言えば近年あんまりTVでこの映画やらなくなった気がしますね。昔はしょっちゅう、年1回は流石になくとも2年に1回位は放映されていたような気がしますが(そんなこともないか?)。

もうご存知ない方も増えているのかもしれませんが、大島渚監督のこの有名映画にはDavid Bowie、坂本龍一内田裕也、三上寛、ジョニー大倉(元キャロル)といった音楽家や、当時はまだ映画監督としてデビューする前の、お笑い芸人だったビートたけしが主要キャストとして出演しています。

で、本日は三上寛という世界的にも稀有な才能を持つ音楽家(というよりはフォークシンガーだったり怨歌(えんか)歌手と呼んだ方が通りが良いかもしれませんが)の楽曲を3曲ご紹介します。

あ、そういえば同年1983年の俳優仕事として、テレビドラマ史上最高視聴率記録を持つ『おしん』で小学校の教師役をやっていましたね。

さて、3曲。三上寛は共作含め非常に幅広く大量の作品をリリースしているので、今回は入門用に良さそう?なインパクト系と良曲ともう1曲は適当にバランスを考えて気分で選ぶことにします。

まずはインパクト系。

三上寛BANG!
三上寛 – BANG!

1974年に発売されたアルバム『BANG!』の表題曲。
まあ聴いていただければ分かる通り、色々とんでもない曲です。
何だこりゃ?なサウンドコラージュと左チャンネルで延々繰り出される個人名。
でも何よりも凄いのが三上寛自身の詞と歌。というか叫び。

この楽曲には山下洋輔、坂田明等フリージャスのミュージシャンが参加しており、このラディカルさは今もって全く鮮度が落ちていません。

が、結構人を選ぶ感じの楽曲だとも思うので、同作からもう1曲。
これは「BANG!」と打って変わってメロディアスなプログレッシブロック楽曲です。

Kan Mikami – Akai Uma
三上寛 – 赤い馬

この『BANG!』というアルバムに収録された8曲はどれも異なったベクトルに展開してゆくバラエティに富んだ作品なので、多少なりとも音楽に興味のある人には是非1枚通して聴いてみて欲しい所です。類似する作品がほぼ無い。
この作品はサブスクで解禁されています。

本日最後3曲目は、先の2曲が結構複雑な構成の曲だったので、比較的シンプルな楽曲、1978年作品『負ける時もあるだろう』より「ストリッパー・マン」

三上寛 – ストリッパー・マン
三上寛 – ストリッパー・マン

ジャズピアニスト渋谷毅が編曲と演奏で参加した透徹とした印象を受ける楽曲。

このアルバムは表題曲「負ける時もあるだろう」等、他の収録曲の充実度も目を見張るものがありますが、ここで特筆したいのは桜に覆われたモノクロ写真のジャケットの素晴らしさ。
これは日本の音楽作品の中でも屈指のものだと思っています。
帯付きでも帯なしでも素晴らしいデザイン。

今回3曲を取り上げましたが、これだけでは非常に幅広い三上寛の魅力の一端を紹介しただけに過ぎないので、幸運にも興味を持たれたセンスの良い人は、色々聴いてみると良いと思います。

作風の幅広さと多面的魅力という点では結構David Bowieに通じるものもあります。
誤解を恐れずに言えば三上寛という人は超スタイリッシュな人だと思っています。超クール。っていうのも付け加えてもいいかも。日本人でここまでクールな人って多分あんまりいない。

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