【今日の1曲】Fantastic Voyage – Fantastic Voyage

短期集中David Bowie(デヴィッド・ボウイ 1947 – 2016年)特集。

本日は順番通り、『Low(ロウ)』『Heroes(邦題:英雄夢語り)』(共に1977年作品)に引き続き、「ベルリン三部作」の最終章として語られる1979年発表の通算12枚目のアルバム『Lodger(邦題:ロジャー(間借人))』から1曲ご紹介します。

Fantastic Voyage (2017 Remaster)
Fantastic Voyage – Fantastic Voyage

アルバム冒頭に収録された楽曲「Fantastic Voyage(邦題:素晴らしき航海)」。

この『Lodger』という作品はDavid Bowieの作品群の中でも、 ビミョーな扱いで、名作の名高い前2作とは結構雰囲気も異なります。 前2作が持っていたキレや張り詰めた感じではなく、だいぶポップな歌ものが並んでおります。

これが評価の分かれる理由を筆者なりに考えるに、なんというか弛緩したような感じがあるんですよね。ゆるーっとしていて、あんまり気合入ってないというか。

アレンジも多分共同制作者Brian Eno(ブライアン・イーノ)による所が大きく、当時Brian Enoが手掛けていた別のバンドとの仕事の影響がそのまま流れ込んでいて、アフリカだったり中近東だったり中国だったりの雰囲気が曲毎にコロコロ変わります。

アフリカに関して言えば、昨日取り上げたThe Walker Brothers(ザ・ウォーカー・ブラザーズ)の「Nite Flights」の影響か、「African Night Flight(アフリカン・ナイト・フライト)」という曲名です。

タイトルの『間借人』に象徴されるように、根付いている感じではなくて、ほんとに借り物。どこか心ここにあらずといった塩梅で、結構雑っちゃ雑な作品とも言えるかも知れません。

が、これ全然悪い作品ではなく、個人的にはDavid Bowieの全作品中でも結構上位に入ります。

気合が入ってなかろうが、内容が散漫としていようが、これはこれで良い作品なんですよ。未聴の方も昔聴いてあんまり良い印象持ってないという方も何はともあれ聴いてみて下さい。お勧めです。

なお、英国の国民的アンセム曲Oasisの「Don’t Look Back in Anger」は、このアルバムに収録された「Look Back in Anger(邦題:怒りをこめてふり返れ)」に影響されたもの、と言われています。ついでに高橋徹也の楽曲にも「怒りをこめて」というものがあります。

そう言えばOasisは「Heroes」のカバーもしていましたね。

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