【今日の1曲】GEZAN – 東京

本日発売(サブスク解禁)された日本のロックバンド、GEZANの5thアルバム『狂(KLUE)』が前評判通りの傑作だったので、昨日まで連続でお送りしていたDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ、1947 – 2016年)チルドレン選曲を一旦停止して、『狂(KLUE)』の中から1曲「東京」をご紹介します。

GEZAN / 東京 (Official MUSIC Video)
GEZAN – 東京

アルバム中のハイライトとも言えるこの楽曲、久しぶりに音楽を聴いて感動しました。

こういうヒットチャートには出てこないオルタナティヴな音楽に馴染みのない人は、PVの視覚効果も楽曲の良さを増幅させると思うので、音楽を聴くというよりも普段は見ないタイプの6:38秒の映画を観る様な感じで視聴してみても良いのではないかと思います。

サムネイルにある赤い風船が出てくる4分14秒あたりからの展開が特に素晴らしいです。

中心人物マヒトゥ・ザ・ピーポーのソロ諸作、シンプルな弾き語りベースの作品や、以前取り上げた事もある、THINK TANKのKILLER-BONGが主宰するBLACK SMOKER RECORDSから「peepow」名義でリリースしたラップアルバムだったり、「マヒトゥ・ザ・ピ—ZZZ」名義のアンビエント作品等でのトライが全て結実した楽曲だと思います。

2018年にリリースされた前作『Silence Will Speak』ではレコーディングを名エンジニアでNirvana(ニルヴァーナ)の『In Utero(イン・ユーテロ)』等を手掛けた事で知られるSteven Albini(スティーヴ・アルビニ)が担当しましたが、今回は日本が誇る名エンジニアの内田直之が担当。

そう言えばここ最近当サイトがDavid Bowie絡みの選曲をしているのってなんでだっけ?と(書いた側から忘れてしまいがちなので)思い返せば、高橋徹也を取り上げたのがきっかけでしたが、その高橋徹也の大傑作にも内田直之が関わっています。

内田直之という人はダブ(ダブ(dub)は、レゲエから派生した音楽制作手法、及び音楽ジャンル)の人でもあるので、今回のGEZANのトライバルなテイストとの相性は抜群で、バンド自体の演奏力や上述のマヒトゥ・ザ・ピーポーの諸活動によるソングライティングの冴えがあってのものではありますが、一気に加速的に数段レベルアップして大輪の花を咲かせた印象。

アルバム単位では多少人を選ぶ感じだと思うので、いきなりアルバムをフルで是非、とは言いませんが、まずは「東京」だけでも老若男女問わず都民に限らず全国民に是非聴いて欲しいところです。
勿論海外の人にも。

動画のコメント欄にあったのですが、まさに時代の軋む音が聴こえる大名曲。

昨年の個人的ベストソングだったORIGINAL LOVE(オリジナル・ラブ)の「ゼロセット」も年始(今確認したら1月30日配信開始でちょうど約1年前)でしたが、今年のベストも早々にこれで決まりっぽい気がします。

1年単位を越えて2020年代の「これから10年」をも代表する1曲にもなり得るのでは。

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