【今日の1曲】Beck – Sound and Vision

高橋徹也からの流れでなんとなく始まって、中断を挿みつつ、ここ数日続いているDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ、1947 – 2016年)の楽曲紹介シリーズ。
短期集中ということで、本日第6回目。

ざっくりではありますが、一応時系列で言うと、一昨日昨日がブラックミュージックに傾倒した「アメリカ時代」だったので、本日は、アメリカを離れベルリンで制作された、後に「ベルリン三部作」と呼ばれる最初の作品で、1977年にリリースされたキャリア通算10作目のアルバム『Low(ロウ)』収録の楽曲、「Sound and Vision(サウンド・アンド・ヴィジョン)」を紹介します。

と、ここで普通に紹介しても良いのですが、音楽ファンの方は大体通っている作品だと思いますので、第4回の宮沢りえによるカバーに続き、ちょっと変化球でアメリカのシンガー・ソングライターBeck(ベック)が、約160人以上(200人超えという説もあり)という超大人数のミュージシャン達とカバーした大変興味深いバージョンをご紹介することにします。

Beck Reimagines David Bowie's 'Sound and Vision'
Beck Reimagines David Bowie’s ‘Sound and Vision’

ラストの盛り上がりは圧巻ですねー。素晴らしい。
このライブパフォーマンスは、2003年にアメリカの自動車メーカー、リンカーンの創業90周年を記念するキャンペーンにて披露されたものなのだそう。

これ以外にもBeckは結構David Bowieの楽曲をカバーしているので、興味をもたれた方は是非調べてみてください。

で、この「Sound and Vision」という楽曲は、先日の記事で話題に出したイギリスの音楽メディア・NMEの記事「NMEが選ぶ、デヴィッド・ボウイの究極の名曲 1〜40位」にて2位に選ばれています。

個人的な感想を述べると、この楽曲、単体でそんなに上位に来るかね?という感じも無きにしもあらず。というのが正直なところではありますが、David Bowieのアルバム単位での1番の傑作が『Low』という説には割と賛成です。
『Hunky Dory(ハンキー・ドリー)』かこれか。というくらいよく聴きました。
ただ、あくまでこれは「裏名盤」っていう位置付けであるべきな気はします。アルバム後半全部インストだし。

オリジナルも貼っときます。

David Bowie – Sound and Vision
David Bowie – Sound and Vision

ライブ。

David Bowie – Sound and vision (live by request)
David Bowie – Sound and Vision(Live)

ところで、ここからは余談になりますが、ここ最近のニュースで、日本の服飾ブランド「COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)」がファッションショーで、アフリカ系の人に多く見られる髪型「コーンロウ」に見えるウィッグを、アングロサクソン系モデルに身につけさせたことが「文化の盗用だとして批判を受けている」そうです。

うーん。なんだか面倒な時代になりましたねー。これは過剰な気がするなー。

当サイトでも「黒人音楽」「白人」とかはなんとなく避けて言い換えるようにしています。その必要があるのかどうかは不明ながら、なんとなく座りが悪い風潮。

David Bowieという人は親日家としても知られていて、日本の文化からの影響について様々なエピソードがWikipediaにまとまっているので、是非とも読んでみていただきたいのですが、当該記事の最後の部分だけここに引用しておきます。

今日では、ボウイのような立場は、異文化から要素をただ盗んできただけと糾弾されがちであるが、前述の服飾史研究者 Thian によると、日本からボウイに対してこのような苦情が申し立てられることは、まずないという。彼女によるとその理由は、ボウイは自身の創造性を、東西文明を融合させ戦後世界を癒すために捧げたが、これはボウイの日本への敬意の表れであり、日本人も彼の敬意を愛しているからだ、という。

Wikipediaより

文化が人種と紐付けられて固定化されてしまうのは考えものですね。
「全人類単位での共有財産」と言うのは呑気過ぎるかもしれませんが。

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