【今日の1曲】岡田有希子 – 銀河のバカンス

今年2019年の日本の音楽シーンの話題といえば、…何があったっけ?って感じですが、パッと思い浮かぶところで、竹内まりやがデビュー40周年で盛り上がっていたこと。年末の紅白歌合戦にも初出場するようなのでこれは楽しみです。

で、竹内まりやの話題と言えば、1984年発売の6thアルバム『VARIETY』収録の「PLASTIC LOVE(プラスティック・ラブ)」が海外の音楽ファンの間で大ブレイクしている。というここ数年すっかりお馴染みのものと、今年はもう二つ、「PLASTIC LOVE」リリースの同年にデビューしたアイドル・岡田有希子への提供曲の、初のセルフ・カバーを含む、全62曲入りで大ボリュームの40周年記念アルバム『Turntable』がリリースされた事と、それに伴い竹内まりや提供曲のみを1枚にまとめた岡田有希子のアルバム『岡田有希子 Mariya’s Songbook』がリリースされた事も挙げられると思います。

「伝説のアイドル・岡田有希子」に再びスポットが当てられた事で、リアルタイムではない若い方々も、その短い生涯について認識する機会が増えたのではないかと思うのですが、岡田有希子への楽曲提供者や編曲者は、竹内まりや以外にも非常に豪華なメンバー揃いで、各作品のクオリティは非常に高いです。

詳細はWikipediaに詳しい情報がのっているのでご覧頂ければ一目瞭然ですが(しかしこのテーブル式の記載とても見易い。全部これにしてほしいくらい)、一部挙げますと、作詞作曲共に手掛けたのは、シティ・ポップブームで再評価が進み、一昨年久々に作品が再発された山口美央子、当サイトでつい最近集中的に取り上げたバンド・ムーンライダーズのドラマーかしぶち哲郎

作詞は松田聖子の初期作を手掛けた三浦徳子、当サイトで取り上げたところでは中森明菜原田知世の名曲を手掛けた康珍化(ちん かんふぁ)他。

作曲はシンガー・ソングライターの尾崎亜美に、ジャニーズ作品でもお馴染みの馬飼野康二、チューリップの財津一郎、坂本龍一。
小室哲哉が初めて楽曲提供をしたのも岡田有希子です。
そんな中、ムーンライダーズのキーボーディスト岡田徹とギタリスト白井良明も1曲ずつ提供しています。

で、編曲に関しては人数が限定されているので全員挙げますと、1984年発表の1st『シンデレラ』は、松田聖子でお馴染み、当サイトでも何度か紹介している大村雅朗。山口百恵作品や中森明菜作品で編曲を手掛けた萩田光雄。以前ご紹介した安部恭弘の作品やNOKKOの「人魚」の編曲を手掛けた清水信之の3名。

翌1985年の3月と9月にそれぞれ発表された2nd『FAIRY』と3rd『十月の人魚』は全て松任谷正隆。言わずもがな松任谷由美の夫で、はっぴいえんど解散後の細野晴臣&鈴木茂にドラマー林立夫(はやし たつお)と共に結成したキャラメル・ママ(後にティン・パン・アレーに改名)のメンバーでもあった人です。

そして最後のアルバムとなった4th『ヴィーナス誕生』は、かしぶち哲郎が全曲の編曲を手掛けています。

今回はその4thアルバムから「銀河のバカンス」を紹介する事にします。

銀河のバカンス 岡田有希子
岡田有希子 – 銀河のバカンス

アルバムのA面最後(CDだと5曲目)に収録された楽曲で、作詞はムーンライダーズ近辺や戸川純関連での作詞のみならずアルバムジャケットのデザイン等で、そこら辺の所謂サブカルチャー寄りのシーンが好きだった人にはお馴染みのFOX(フォックス博士)こと高橋修。

作曲の三井一正は当時、FANTI(ファンティ)という男性二人組のアーバン・シンセ・ロックのユニットで活動していた人で、その後はゲームミュージック等を手掛けています。

竹内まりやが手掛けた楽曲も勿論素晴らしく、「リトルプリンセス」や「ロンサム・シーズン」は特に好きですが、今回は前述の通り、最近ムーンライダーズを集中的に取り上げていた事と、昨日取り上げたフジファブリックの代表曲のひとつに「銀河」というタイトルの楽曲があったなーという事、あとはなんとなくクリスマス気分にも合うかな?と思い、この「銀河のバカンス」にしました。

岡田有希子の全曲を聴き直して、個人的に今一番好きな楽曲がこれ。
サビ終わりや曲の最後で収束してまとまるのではなく、フワッと浮かび上がっては広がってゆくような開放感のあるメロディーとアレンジが、タイトル通り「銀河のバカンス」を感じさせるようです。
歌詞にもある「優しさ」のある歌唱も勿論素晴らしい。

今頃はMark Hollis(マーク・ホリス)もKeith Flint(キース・フリント)もHal Blaine(ハル・ブレイン)も内田裕也もScott Walker(スコット・ウォーカー)も、萩原健一にモンキー・パンチ、遠藤ミチロウにRoky Erickson(ロッキー・エリクソン)、Dr. john(ドクター・ジョン)にDoris Day(ドリス・デイ)、島武実にジャニー喜多川もPeter Fonda(ピーター・フォンダ)も安部譲二も、Ric Ocasek(リック・オケイセック)もDaniel Johnston(ダニエル・ジョンストン)も和田誠、吾妻ひでお、ク・ハラに中村哲、梅宮辰夫もノイマーも、銀河のバカンス中なのかも知れません(ジャニー喜多川は長瀬智也が指定した違う場所かもしれないけれど)。

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