【今日の1曲】Television – Marquee Moon

昨日まで6日連続で、日本が誇る世にも稀な音楽家集団、”月光下騎士団”ことムーンライダーズを紹介して来ましたが、本日はムーン繋がり(と、もう一つあるのですが後述)でニューヨーク・パンクの代表的バンドTelevision(テレヴィジョン)の楽曲「Marquee Moon(マーキー・ムーン)」を紹介します。

Television – Marquee Moon
Television – Marquee Moon

1977年にリリースされたTelevisionのデビューアルバム『Marquee Moon』の表題曲で、10分を超える長尺曲ですが、これは悪い意味で長さを感じた事が一度も無い。1分でも30秒でも退屈で長く感じる曲もあるのに。

2本のギターの絡みにリズム隊にボーカル、全てがたまらない超名曲。

この「Marquee Moon」は、ムーンライダーズが1979年にリリースした4thアルバム『MODERN MUSIC(モダーン・ミュージック)』に収録された「モダーン・ラヴァーズ」という楽曲で、白井良明がギターフレーズを一部遊び?で入れていたりします。今回はそれで思い出しての選曲です。

あと、日本のロックバンドPERSONZ(パーソンズ)の曲名に「MARQUEE MOONを聞きながら」と言うのもありましたね。

ついでにファッションブランドで言うと、パリコレにも出ている日本のブランドUndercover(アンダーカバー)がTelevisionのアートワークをモチーフにしたり、物によってはそのまま使用したアイテムを発表しています。

ニューヨーク・パンクなんぞや?について簡単に述べますと、ロンドン・パンクとはほぼ別物で、より知性が前面に出ていて、いわゆる”芸術的”な感じだったり、ロンドン・パンクに顕著な政治的・社会的なものへの反抗的な態度が表向き希薄な感じ。といったところです。
とは言えそれぞれのムーヴメントの中に色々な人が居るので、ひと口には括れないのですが。

“芸術的”というところで分かり易い(かもしれない)エピソードとして、Televisionの中心人物・Tom Verlaine(トム・ヴァーレイン、本名Thomas Miller)は、フランスの詩人・Paul Verlaine(ポール・ヴェルレーヌ、1844 – 1896年)の綴りを英語読みしたものを名乗っています。
本名があまりに普通すぎるという理由もあったようですが。
で、その頭文字を取って、TV。→Televisionというバンド名だったはず。

うろ覚えついでに書くと、音楽評論家の誰かが(多分山川健一だったと思うのだけれど)「映画や絵画や文学などの他分野や、ジャズ、クラシックなどの他ジャンルの最高峰の作品群とロックとが競うとなれば、これはロックを代表して最前線で戦える作品」みたいな事をむかーし書いていた覚えがあります。確か「ストーンズの〇〇(作品失念。)等と共に最前線で〜」みたいな記述があった気がするので山川健一だな。違っていたらごめんなさい。

確かにこれはそういう作品(アルバム)だと筆者も思います。
その中でも際立ったこの楽曲。これはロック・ミュージックの歴史の中でも究極的な1曲のうちのひとつで間違いないでしょう。

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