【今週の3曲】COALTAR OF THE DEEPERSの爽快な3曲

ここ3日ほどの選曲を振り返ると、Serge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)梅宮辰夫UVERworldという、三者三様個性は異なれど、まさに「ザ・男」な人選になっているので、そのまま「ど男」な選曲に突き進もうか、ガラッと女性ボーカルものにしようかを考えながら、Serge Gainsbourgより前のラインナップを遡って見てみると、NegiccoNegicco和田アキ子。で、ちょうど1週間前が『PIZZICATO FIVE(ピチカート・ファイヴ)の悲しく響く3曲』という流れ。PIZZICATO FIVEは野宮真貴時代のものだったので、結構女性ボーカルものが続いていた模様。

という事で、今回は「ど男」でも女性ボーカルものでもなく、趣向を変えて「少年」で。

「少年」とはいえ、少年合唱団とかではなく週間少年ジャンプのアニメ化作品の主題歌という事でもなく、「少年声」。

で、「少年声」といえばこの人達。

COALTAR OF THE DEEPERS – hyper velocity
COALTAR OF THE DEEPERS – hyper velocity

と書きながら、いきなりデスボイスを1発カマされるという。

1991年にギター&ボーカルのNARASAKIとドラマーKANNOによって結成されたCOALTAR OF THE DEEPERS(コールター・オブ・ザ・ディーパーズ、以下ディーパーズ)。
その音楽性についてはWikipediaに良い感じにまとまっていたので、以下引用。

オルタナティヴ・ロック、シューゲイザーを基盤としながら、スラッシュメタル、デスメタル、エレクトロニカ、ネオアコ、ボサノヴァなど、様々なジャンルの音楽を取り入れたサウンドを展開する。
自身のバンドの音楽性について、NARASAKIは「ネッズ・アトミック・ダストビン+ダイナソーJr ÷2ですよ(笑)。そこにマイ・ブラのフレイヴァーが入って。」と表現している。

Wikipediaより

この「hyper velocity」という楽曲は、スラッシュメタルに宇宙的なサウンドが基調で、途中いきなりボサノヴァが差し込まれるという、なかなか普通は思い付かない曲想。そこにデスボイスに少年声。でもゴチャ付き感は無く、スムーズにスカッと爽快。
もう色々と個性的なバンドで楽曲です。

こちらは2002年にavex内のレーベルcutting edgeから発売された5thアルバム『newave(ニューウェーヴ)』に収録されています。メジャーからのリリースはこれが今のところ最後だったはず。

続きまして同アルバムより本日の2曲目。「prophet proved」

Coaltar of the Deepers – Prophet Proved
COALTAR OF THE DEEPERS – prophet proved

先ほどの「hyper velocity」とこの「prophet proved」の2曲は、2009年に発売されたキャリア2枚目のベストアルバム『THE BREASTROKE II』にも共に収録されています。

数多あるディーパーズの傑作楽曲の中でも個人的にかなり上位の楽曲。
歌い上げるというよりラップに近いボーカルなので少年感はあんまりないかも知れませんが、爽快感といえばこれ。

NARASAKIという人は、快感原則に沿った音の流れを感覚的に操る才能に恵まれた人。という印象があります。

ディーパーズの活動は00年代終盤頃からあまり活発ではなく、昨年2018年にやっと7年振りの音源4曲入りの『RABBIT EP』が出て、これはついさっき気付いたのですが、3日ほど前に配信で1曲「HALF LIFE」という楽曲がリリースされていたので、ここからまた活性化してほしいところです。

NARASAKIは、筋肉少女帯の大槻ケンヂの別バンド「特撮」のギターやサウンド・プロデューサーだったり、ももいろクローバーの「ピンキージョーンズ」やZになってからの「BIRTH Ø BIRTH」、BABYMETAL「ヘドバンギャー」「Catch me if you can」等の作曲を手掛けていたりもするので、知らずに耳にしている人もいるかも知れません。

最後3曲目はこれでこのバンドを知ったという人も多いっぽい、2011年リリースのシングル「DEAR FUTURE」

Coaltar of The Deepers DEAR FUTURE
COALTAR OF THE DEEPERS – DEAR FUTURE

テレビアニメ『輪るピングドラム』のエンディングテーマ曲に使用されたとのこと。
筆者はあまりアニメは詳しくなくこちら未見。ただ、オープニングテーマの方はバンド・相対性理論のやくしまるえつこが担当しているそうなので、音楽に明るい人が人選した事はよく分かります。

先の2曲が収録されたアルバムのタイトルが『newave(ニューウェーヴ)』でしたが、この「DEAR FUTURE」の方が、ジャンルで言うところの80年代New Waveの趣きが結構強めにありますね。

最後も疾走感のある曲にしようかとも考えましたが、もしかしてここで初めてディーパーズに触れる人もいるかもしれないので、ちょっと幅を持たせてみました。歌詞も日本語だし。掲題の『爽快な』がちょっと違ってくる気もしますが、まあいいや。

「早すぎたバンド」とよく評されながら、実力や才能にセールスが付いて来ず、廃盤の憂き目に遭いプレミア価格になっている作品も多いバンドでしたが、今ではサブスク等で結構容易に聴く事が可能なので、色々触れてみると良いと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました