【今週の3曲】Comin’ Back To Me/Come Back To Me

今回はアメリカのロックバンド、Jefferson Airplane(ジェファーソン・エアプレイン)の「Comin’ Back To Me(カミン・バック・トゥー・ミー)」という楽曲をまずは紹介します。

Jefferson Airplane – Comin' Back To Me
Jefferson Airplane – Comin’ Back To Me

1967年にリリースした2ndアルバム『Surrealistic Pillow(シュールリアリスティック・ピロー)』に収録された、ロックというよりはフォーク楽曲。

派手さのない地味と言えば地味で静かな楽曲ですが、これは本当に染み入って来るような超名曲。
YouTubeのコメント欄で「今までで書かれた最も素晴らしい曲」という賛辞も散見される、分かる人には分かる楽曲。

この楽曲は、以前紹介した事もあるRickie Lee Jones(リッキー・リー・ジョーンズ)によるカバーアルバム『Pop Pop(ポップ・ポップ)』でも取り上げられています。

Rickie Lee Jones/ Comin' Back To Me
Rickie Lee Jones – Comin’ Back To Me

やや調性が捉えにくい感じで歌唱が進んで行きますが、4分超えたあたりから様相が変わります。是非最後まで聴いてみてください。
聴き比べることでオリジナルの良さもより分かるし、それとはまた違ったカバーの良さも分かるのではないでしょうか。

最後、3曲目はタイトル繋がりで、Roy Orbison(ロイ・オービソン、1936 – 1988)が1961年に発表した楽曲「Come Back To Me(カム・バック・トゥー・ミー)」

Roy Orbison-…..Come Back To Me
Roy Orbison – Come Back To Me

本国アメリカではシングルカットされておらず、日本でのみシングルカットされ大ヒットしたというこの楽曲。

そのシングルカットに尽力したのが、大瀧詠一とも親交が深かった、ディスクジョッキーで後にニッポン放送代表取締役社長になる亀渕昭信と、同じくディスクジョッキーで『オールナイトニッポン』の初代パーソナリティーでもある高崎一郎。

この楽曲は大瀧詠一の没後、亀渕昭信のアイデアによって実現した、大瀧詠一が生前愛用していたジュークボックスに入っていた洋楽オールディーズを集めたコンピレーション盤、『大瀧詠一のジュークボックス~ユニバーサル ミュージック編』にも収録されています。

なお、このコンピレーション盤の序文を亀渕昭信が寄稿しているのですが、それによると、亀渕昭信がニッポン放送代表取締役社長を退任後、大瀧詠一のアドバイスを元にNHKラジオ第一で始めた60年代アメリカン・ポップスを紹介する番組、「いくつになってもロックンロール!」の最終回に、大瀧詠一から届いたリクエストに書いてあったのがこの曲だったのだそう。

さらにこの寄稿文章から引っ張ると、”「Come Back To Me」、いや「Come Back To Us」。”という大瀧詠一に向けられた一文があります。

ここのところ亡くなってしまった人達の事を多く書いておりますが、その人達に対する心情としては筆者も同じで「Come Back To Us」。

それは勿論叶わぬ願いですが、「Comin’ Back To Me」に「Come Back To Me」。これらの楽曲には、何かそのやり切れなさをほんの少しだけでも緩和してくれる作用があるかも知れません。

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