【今日の1曲】シーナ&ロケッツ – ユー・メイ・ドリーム(You May Dream)

本日ご紹介するのは日本を代表するロックバンドの一つ、シーナ&ロケッツ(SHEENA & THE ROKKETS)が1979年にリリースした2ndアルバム『真空パック』に収録され、後にシングルカットもされた楽曲「ユー・メイ・ドリーム(You May Dream)」

シーナ&ザ・ロケット/You may dream 1980年

先日、松田聖子の「風立ちぬ」を取り上げた際に、最後追記で書いた「大瀧詠一のお株を奪うかのような強烈な一撃」というのがこの楽曲の事で、当時YMOの細野晴臣がプロデュースし、作曲もギタリストの鮎川誠と共に行っています。

これ、ライブ動画だとバンド編成でのリアレンジが行われており別物になっておりますが、スタジオ版だと60年代にフィル・スペクターにより発明されたウォール・オブ・サウンド(「音の壁」のようなサウンド。大瀧詠一のナイアガラサウンドに多大な影響を与えている)とテクノが混じったものになっております。なお、スタジオ版は同じくYMOの高橋幸宏がドラム。

スタジオ版を紹介すれば話も早いのですが、このバンドは是非動画で見てほしいな、という事でこのTV出演時の動画にしました。

しかしシーナがえらいキュートですね。後年どんどん髪の毛のボリュームが凄い事になってゆくのでそっちのイメージが強くなりがちですが、初期はこんな感じでした。
この時3歳か4歳くらいの双子の母だったりするのがなんだか信じられない。
日本どころか世界的にもここまでギターが似合う人はなかなか居ないと思われる鮎川誠は勿論の事、他のメンバーも皆カッコイイ。

楽曲はPhil Spectorによる代表的なプロデュース作品で、1963年に発表されたThe Ronettes(ロネッツ)の「Be my baby(ビー・マイ・ベイビー)」 が下敷きになっているのは明白ながら、結果全く別のオリジナル作品として成立しています。
絶妙に外した感じのシーナの歌唱がクセになる。

作詞はサンハウスの盟友”菊”こと柴山俊之によるもので、シンプルでロマンチック、かつロックな歌詞を書かせたらピカイチの人。感覚的には忌野清志郎にも通じるものがあるように思います。

この楽曲、筆者は未見ですが、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』の劇中でも物語に関連して使用されていたそうです。

また、NHK福岡発の地域ドラマ『You May Dream(ユー・メイ・ドリーム』として、シーナ&ロケッツ結成前から結成とその少し後までを描いたドラマが放送されました。こちらはあまり期待せずに見たのですが、シーナ役の石橋静河(なんとシーナ&ロケッツ と同じ福岡出身バンドARB石橋凌の娘さん)と、鮎川誠役の福山翔大という俳優二人がやたらとハマっていて、制作陣の気合いと想い入れを感じる予想以上の仕上がりに、なんだか感激してしました。

これは見る機会があれば是非見てみると良いと思います。

シーナが亡くなる1年くらい前、鮎川誠と夫婦二人で歩いているところを下北沢から三軒茶屋に向かう道で見かけたことがあります。
写真や動画で見る以上に揃ってスタイルが良く、絵になる二人で、傍目にも本当に素敵な夢のような夫婦で、今となっては改めて夢のようなバンドだったな。と思います。

シーナ&ロケッツはシーナ亡き今も鮎川誠がボーカルを兼任し、継続して活動中です。

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