【今日の1曲】徳永憲 – 雪の結晶

4日連続徳永憲。
昨日までは全て1998年の1stアルバム『アイヴィー』からの選曲でしたが、今日は一気に2017年に飛んで、現時点での最新作である10thアルバム『信じるに値しない男』に収録された「雪の結晶」

雪の結晶 – 徳永憲
徳永憲 – 雪の結晶

「これでいいのか?」と思う全然予算が掛かっていなそうなPV。
少し辛辣な事を書くと、徳永憲のPVってビミョーな出来のものが多く、正直楽曲の「格」に今ひとつふたつ、ものによっては全く合致していないように思うのですが、それももう慣れたと言うか毎度そんな感じなので、特に期待もしていません。

でもこうやって紹介しようと思うと、やっぱり残念な気持ちになります。
なんかもうちょっとどうにかならないものかね?リリース出来ているだけで良しとせずに、折角の珠玉の楽曲をもっと広げられるようなスタッフに恵まれていればなー。
本人もあんまり山っ気のある感じではないので、なかなかに歯痒いところです。周りももうちょっと頑張ってください。

楽曲の話に入ると、先の記事で引き合いに出した小沢健二が、新譜のタイトル『So kakkoii 宇宙』にもある通り「宇宙」規模の(とは言え「ここにある暮らしが宇宙」的な言い方もしていますが、)マクロな表現に向かっているのに対し、この楽曲で歌われるのは「雪の結晶」というタイトル通りミクロなものです。

冒頭の「コインのような価値はない」に始まり、

「美しく生まれ誰にも見られずに消える雪の結晶
幾つもの奇跡がそこへ注がれる」

と、歌われる、シンプルなアコースティックギターを基調とした、決して派手な曲ではありませんが、それこそ小沢健二が言うところの「神秘的」で「魔法的」な音楽のようです。

徳永憲の素晴らしいところの一つに、自身の2011年の7thアルバムのタイトルにもある(『ただ可憐なのもの』)、なかなか言語化出来ない「可憐なもの」を表現出来る事が挙げられると思っています。中森明菜のような存在とはまた違った方法で。

この人のアルバムやミニアルバムには漏れなく「ハッ」とさせられるような楽曲が収録されているので、色々聴いてみると良いと思います。

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