【今日の1曲】松田聖子 – 風立ちぬ

昨日取り上げたはっぴいえんどのメンバーが深く関わった松田聖子の作品の中から、本日は1981年10月に発表された4枚目のアルバム表題曲で、アルバムに先駆けて2週間ほど早くリリースされた先行シングル曲でもある「風立ちぬ」を紹介します。

松田聖子 風立ちぬ
松田聖子 – 風立ちぬ

作詞は元はっぴいえんどのドラマー松本隆。
1st、2ndの全てと3rdの大半の作詞は元コピーライターの三浦徳子が手掛けていましたが、3rdでの1曲「白い貝のブローチ」に始まり、本作『風立ちぬ』の全曲〜1984年12月発表の10thアルバム『Windy Shadow(ウィンディー・シャドウ)』までの大半と、あいだ2枚空けて1986年の13th『SUPREME』〜1988年の15th『Citron』まで、ほとんどの作詞を松本隆が手掛ける事になります(以降は松田聖子自身が詞作を手掛け、以前取り上げた通り1999年の32th『永遠の少女』で久々の共演)。

作編曲は元はっぴいえんどのメインボーカリストで、ギタリストの大瀧詠一。
アルバムの方もA面の作編曲は全て大瀧詠一(編曲に関しては変名の多羅尾伴内名義)が手掛け、B面の「白いパラソル」以外の編曲をこちらも元はっぴいえんどのギタリストでボーカリストの鈴木茂が手掛けています。

もう一人のはっぴいえんど、細野晴臣は本作には参加していなかったはずですが(今手元にCDもレコードも無いので後で要確認)、1983年にリリースされる13thシングル「天国のキッス」は、規格外とも言える松田聖子の名曲群の中でもトップクラスの会心作だと思います。

話を戻してこの「風立ちぬ」動画の歌唱素晴らしいですねー。
録音されたものとはまた違った良さがありますね。
特に「さよなら さよなら さよなら」の1回目は絶妙過ぎる。

あと、薬師丸ひろ子が初々しいのと河合奈保子はいつ見ても人が良さそうです。

楽曲の元ネタはJimmy Clanton(ジミー・クラントン)の1962年作品「Venus in Blue Jeans(邦題:ブルー・ジーン・ビーナス)」。
丁寧にWikipediaにも記述がありますが、大瀧ファン(通称「ナイアガラー」)には常識だと思います。

Jimmy Clanton – Venus In Blue Jeans
Jimmy Clanton – Venus In Blue Jeans

なお、この両方からそれぞれ「クールミント」「ブルー・ジーン」というワードを歌詞に取り込んだと思われるのが、日本のバンドL⇔Rの1993年作「君と夏と僕のブルー・ジーン」。これも素晴らしく良い曲。

L⇔R – 君と夏と僕のブルージーン
L⇔R – 君と夏と僕のブルージーン

黒沢健一の歌唱力も凄い。こういうオールディーズがベースにある人って国内ではL⇔Rを最後に、もう出て来ていない気がします。改めて考えるにこの手のサウンドは大瀧詠一と黒沢健一が傑出している。この二人に面識があったのかは存じませんが、会えば話が合っただろうな。と想像してしまいます。

他にオールディーズをルーツに持っていて少なからず音楽性にも反映されている音楽家となると、筒美京平をはじめとする作家系以外では、ナイアガラ関連の伊藤銀次に佐野元春、山下達郎に竹内まりや、他に桑田佳祐と浜田省吾くらいしかパッと思い付かない。後はキリンジ&冨田恵一くらいか?何故かあんまりいないんですよね。

追記:
あー、そう言えば細野晴臣が大瀧詠一のお株を奪うかの様な強烈な一発を放っていたのを忘れていました。それはそのうち取り上げますねー。

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