【今週の3曲】Nirvanaの3曲

昨日は45回目の誕生日を迎えたキティ・ホワイトにちなんで、The Smashing Pumpkins(スマッシング・パンプキンズ)の「Hello Kitty Kat(ハロー・キティ・キャット)」を紹介しましたが、本日もキティさん関連でアメリカのロックバンド・Nirvana(ニルヴァーナ)を紹介します。

何かにつけてThe Beatles(ザ・ビートルズ)かNirvanaか、ってくらい年中特集を組まれたりする気がするほど伝説的な存在なので、わざわざ取り上げなくても、という気もしなくはないのですが、以下記述をキティさんのWikipediaページで見つけてなんだか懐かしくなったので、今回はNirvanaを改めて聴いてみようと思います。

ニルヴァーナのカート・コバーンもキティを好んでおり、1992年2月の来日公演の折に「ハローキティのプレゼントだけは受け取る」と発言したところ、翌日から多くのキティグッズが届けられたといわれる。

Wikipediaより

ファンシーなものが好きな人でしたよねー。なんか不気味なのも好んでいましたが。

しかし改めて動画色々見てみると、あんまり良いPVが無いような。
ギターボーカルのKurt Cobain(カート・コバーン)は1994年のショッキングな自死から25年が経った今でも、ファッション界にも影響を与え続けている稀代のセンスの持ち主で、「絵になる人物」のはずなのに、なーんかオフィシャルのPVがことごとくイマイチ。

なので、オフィシャルがUPしているライブ映像から選ぶことにします。
まず1曲目、いきなりカバー。

Nirvana – Jesus Doesn't Want Me For A Sunbeam (Live At The Paramount, Seattle / 1991)
Nirvana – Jesus Doesn’t Want Me For A Sunbeam (Live At The Paramount, Seattle / 1991)

この「Jesus Doesn’t Want Me For A Sunbeam」は、グラスゴーのインディーバンドThe Vaselines(ザ・ヴァセリンズ)の楽曲で、元々はクリスチャン賛美歌「I’ll Be a Sunbeam」のパロディーなのだそう。

先日Teenage Fanclub(ティーンエイジ・ファンクラブ)を紹介した際にも触れましたが、Kurt Cobainという人はインディーバンドやマイナーなミュージシャンに詳しく、愛情を持っていた人で、先日亡くなったダニエル・ジョンストン(Daniel Johnston)のイラストのTシャツ(スウェットだったっけ?)を着ていたり、日本のバンド少年ナイフやボアダムス(BOREDOMS)にラブコールを送って一緒にツアーを回ったりもしていました。

筆者にとってNirvanaの大半の楽曲って、丁度先週取り上げた中森明菜で言うところの「DESIRE」とか「飾りじゃないのよ涙は」とかと同じ感じのものが多く、1回聴くだけでバッチリ覚えることが出来て、2〜3回聴くともう満足。みたいな。
言うまでもなくKurt Cobainの作曲能力はズバ抜けて高いと思うのですが、あんまり繰り返して聴く感じではなかった。その点カバー曲ってチョイスも絶妙で結構クセになる感じがありました。勿論、好き嫌いとは全く別の話です。

本日2曲目は1991年のメジャーデビュー作にして超特大ヒットのアルバム、『Nevermind(ネヴァー・マインド)』。
収録曲のほぼ全曲メロディーが立っているという、売れるべくして売れたアルバムですが、個人的には「In Bloom(イン・ブルーム)」とこの「Lithium(リチウム)」が好き。

Nirvana – Lithium (Live And Loud, Seattle / 1993)
Nirvana – Lithium (Live And Loud, Seattle / 1993)

単純に聴いた回数で言えば、当時結構比較対象にされていたPearl Jam(パール・ジャム)の方が遥かに多くて、もっと言うとAlice in Chains(アリス・イン・チェインズ)や、Nirvanaの後にドラマーのデイヴ・グロール(David Grohl)がギターボーカルとして結成したFoo Fighters(フー・ファイターズ)の2ndアルバムの方がNirvanaのオリジナルアルバム3枚の各々よりもまだ多く聴いた気がする。

こんな風に書くとあんまりNirvana好きじゃない人みたいですが、全然そんな事はなくて、当時のシーンの中でも傑出した作曲能力の持ち主だったと思っているし、インタビューを読むに、その繊細なひととなりやマニアックなロックファンぶりに好感を持っているし、音楽以外のアート面の才能もずば抜けていて、他の誰よりも一番見応えのある人だったと思っています。

ただ2019年現在に至るまで、未だKurt Cobainの存在感が更新されないままで、新しいカリスマが出て来ないままになるとは思わなかった。
音楽的才能があって生まれ持ってのルックスの良さがある、という人はザラに出てくるも、独自のスタイルまであるとなると、確かにBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)が出てくるまで誰もいなかったかも。
先日Fiona Apple(フィオナ・アップル)を取り上げた際に軽くBillie Eilishと比較したりもしましたが、決め手はそこだったかもしれませんね。

最後3曲目、「The Man Who Sold The World(世界を売った男)」こちらはDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)のカバー曲で、1993年11月18日のライブ録音。1994年4月のKurt Cobainの死後初めて発表されたアルバム『MTV アンプラグド・ニューヨーク(MTV Unplugged in New York)』に収録されたもの。
個人的にNirvanaのアルバムの中で聴いた回数がぶっちぎり多いのがこの作品。なお、1曲目で紹介した「Jesus Doesn’t Want Me For A Sunbeam」もアンプラグドバージョンで収録されています。

ちなみにこのライブ映像でKurt Cobainが着ているのが、つい最近ニュースにもなっていた約3600万円で落札されたカーディガン。

Nirvana – The Man Who Sold The World (MTV Unplugged)
Nirvana – The Man Who Sold The World (MTV Unplugged)

なんかしんみりしてしまうな。

BIGBANGの人気はG-DRAGONのファッションセンス抜きには語れないし、タトゥーの無いKOHHというのも考えられない。フジファブリックの志村正彦にしても、ある時期から急にスタイリスト&ヘアメイクが良い仕事をするようになった事で結構イメージが変わったように思います。デビューの頃のラフで素朴な感じの服装のままだったなら、夭折後の影響力の波及が一回りくらいは小さくなってしまったのではなかろうか。
ファッションというよりはヴィジュアルの話になるけれどレディー・ガガにしてもシーアにしてもスリップノットにしてもそう。

音楽って多分聴き手が思っている以上に、ファッションによる影響が大きいものだと思います。

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