【今日の1曲】YELLOW MAGIC ORCHESTRA – Perspective

一昨日昨日と坂本龍一の「美貌の青空」を取り上げて来ましたが、本日は、坂本龍一が細野晴臣、高橋幸宏と共に結成していたYELLOW MAGIC ORCHESTRA(イエロー・マジック・オーケストラ、以下YMO)の楽曲から、またしても数少ない坂本ボーカル曲、「Perspective(パースペクティブ)」を紹介します。

YMO – Perspective
YMO – Perspective

当初は本日も坂本龍一のピアノと大貫妙子のボーカルだけのデュオバージョンの「美貌の青空」を紹介しようかと思ったのですが、シンプルな伴奏に大貫妙子の透徹した歌唱だと、なんかこの歌曲の欠点というか難点が現れてしまうような気がするんですよね。誤魔化しが効かなくなるというか。やっぱり歌詞が力作であって傑作ではないことが露見しまうように思いました。
でもだからと言ってそれが「悪い」ということではなくて、聴いていて気持ち良くなる時もあるのですが、引っ掛かる時もあるという、ロシアンルーレット式で、良く聴こえる時とそうじゃない時がある感じです。
まあ、どんな音楽でも聴こえ方が変わることは多かれ少なかれ起こり得るのですが。

と、別に書かなくてもよい事をいきなり書いてしまいましたが、基本的にこの項っておすすめの曲を挙げていくだけなので、わざわざ批判的な物言いをする必要は全く無いんですよね。取るに足らないと思うものは取り上げないだけのことで、基本良いと思うものを賞賛しているだけで済みます。ただ今回はこういう風に思う人もいる、と言う事で書き残しておく事にします。それで興味を持って聴いてくれる人がいれば有意義だな、と思う次第です。逆に物凄い詩作である事を見出せる人もいるかもしれません。

職業評論家の人は、出版社によっては広告の絡みだったりで、良いと思えないであろうものも良いところを見つけてそれっぽく書いたりとか、また違う出版社ではいちいち点数を付なきゃいけなかったりで大変だなー。と改めて思いました。批評って大変ですよね。

話が違う方向に行ってしまいましたが、それ単体ではビミョーかもしれない坂本龍一のボーカルだから合う楽曲というのもある。ということで、本日選曲しました「Perspective」について簡単に説明をします。
はい、この楽曲は1983年にリリースされた通算8枚目にして、YMO散開(解散)前の最後のスタジオアルバム『Service(サーヴィス)』の最後を飾った楽曲で、作詞作曲は坂本龍一(詞はピーター・バラカンにより英訳)。

この『Service』というアルバムは、全14トラック中7トラックが三宅裕司率いるS.E.T.(スーパー・エキセントリック・シアター)のコントで、もう半分の7トラックがYMOの楽曲。という、YMOを全く聴いた事がない人が、事前情報無しで聴くと??が浮かぶであろう仕様(4枚目のアルバム『増殖』も似た仕様)になっています。
その為、事前情報のある初心者はなかなか手を出さなそうなアルバムでもあります。

以前、The Beatniks(ザ・ビートニクス)を紹介した際にも書きましたが、YMOでよく流れている曲って圧倒的に「ライディーン」または「テクノポリス」時々「君に胸キュン」。
アルバムだと名盤紹介ディスクガイド的なものでよく取り上げられるのが、赤い人民服に身を包んだメンバー3人とマネキンがテーブルを囲むジャケットの2ndアルバム『SOLID STATE SURVIVOR(ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー)』、蛇口から出る水で歯ブラシを濯ぐ5thの『BGM(ビー・ジー・エム)』、ジャケットが2種類あるので説明は省略6thの『TECHNODELIC(テクノデリック)』らへん。

世代がズレるともうファン以外にはあんまり聴かれていないアルバムで楽曲のような気がしますが、これ、良い曲ですよ。解散が決定した状況で書かれているそうで、「ライディーン」や「テクノポリス」にはないウェットでリリカルな感じがあるので、時代を牽引し世界的に高い評価を獲たYMOというグループがどういう存在なのかを知るのにこの曲から入るのも良いのではないでしょうか。

昨日紹介した「Bibo no Aozora」同様、「Perspective」も、坂本龍一が2004年に発表したセルフカバーアルバム『/04』に収録されています。
「Bibo no Aozora」はボーカル無しになりましたが、「Perspective」は本人のボーカル付きのまま。

坂本龍一自身、この楽曲には殊更の想い入れがあるようです。

ところで美貌の青空どころか”過去最強”と謳われる台風が迫って来てますね。
肩透かしで済んでくれれば良いのですが。出来る限りの準備はしておきましょー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました