【今週の3曲】Moon River

昨日に引き続き、本日もAndy Williams(アンディ・ウィリアムス)。

Andy Williamsは数多くの名唱を残していますが、その中でも「Moon River(ムーン・リバー)」は代表曲の一つと言って差し支えないと思います。

Moon River – Andy Williams
Andy Williams – Moon River

こちらは1962年にリリースされたアルバム『Moon River and Other Great Movie Themes』に収録されたもの。

この「Moon River」は1991年のNHK紅白歌合戦でも披露されています。
余談ながら、この年の紅白がどんな内容だったかと言うと、初登場のとんねるずが「情けねえ」の紅白ボディ・ペイントでインパクトを残したり、HOUND DOG(ハウンド・ドッグ)が選曲で揉めて出場を辞退したり、Andy Williamsの他に、The Ventures(ザ・ベンチャーズ)も初出場したり。他に印象的なのが初出場者で、SMAP(ちなみに対戦相手は工藤静香)、X(X JAPAN改名前)、槇原敬之にKAN。曲はもちろん「どんなときも。」に「愛は勝つ」。他にも初登場の森口博子のガンダムソングや、原由子のソロ出場、河島英五が「時代おくれ」で唯一の出場を果たしたのも印象深いですね。

紅白の話ははここまでにして話を戻すと、筆者の個人的意見として、「Moon River」はポップ・ミュージックの歴史上でTOP3に入る名曲だと思っております。有名なものからマイナーなものまで散々色々な人のバージョンを聴いてきましたが、決定版がどれか?と聞かれても一言で答える事が出来ません。楽曲自体がとんでもなく良いので、ある程度どれも素晴らしいし、ほとんどのバージョンが良いけれど、結局決定版は存在しないのではないか。というのが今の所の結論です。

ただ代表的なバージョンが何か?という事で言えばそれは2つに絞られます。
まずは、先に紹介しました、Andy Williams版。
これが世界的にも最も有名なバージョンのようです。

そしてもう一つが、1961年に公開された映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』の劇中で、主演女優 Audrey Hepburn(オードリー・ヘプバーン)により披露されたバージョン。

Breakfast at Tiffany's (3/9) Movie CLIP – Moon River (1961) HD
Breakfast at Tiffany’s (3/9) Movie CLIP – Moon River (1961) HD

元々この楽曲はこの映画の為に作られたものであり、Audrey Hepburnの為に書かれたものだと、作曲者のHenry Mancini(ヘンリー・マンシーニ)は述べております。更なる言及をWikipediaから引用しますと、

「『ムーン・リバー』はオードリーのために書かれたのです。彼女以上にこの曲を完璧に理解した人はいませんでした。『ムーン・リバー』には数えきれないほどのヴァージョンがありますが、オードリーのこれこそが文句なく最高の『ムーン・リバー』と言えましょう。」と書き記している。
もともとこの曲は1オクターブと1音しかないオードリー・ヘプバーンの声域のために書かれている。

Wikipediaより

とのこと。

Andy Williamsのラグジュアリー感がありエレガントな歌唱と比べると、Audrey Hepburnの歌唱は朴訥としています。

映画の内容やムードと照らし合わせるに、確かにこれが正解なのだろうな、とは思うのですが、Audrey Hepburnのバージョンは如何せん短い。後半にコーラスも欲しいよなー。というのが正直なところ。別途「Breakfast at Tiffany’s」というMoon Riverの別編曲のコーラス付き音源とMixすれば理想的なものになるのですが…。自分でやれば良いだけの話か。

Andy Williamsのバージョンは歌唱にちょっとした「タメ」が無ければ個人的にはこちら文句なし。でも実際その「タメ」とがあるので、なかなかドンピシャにハマらないのが悩ましいところです。ライブ映像や音源を色々探せば理想的なものが見つかるような気もしますが。

またちょっと余談ながら、2013年の秋〜冬に放送された草彅剛主演のドラマ『独身貴族』でも「Moon River」が使われており、これはAudrey Hepburnのバージョン(だったと思う。「Breakfast at Tiffany’s」の方も使われていたような)。
劇中でこの楽曲が流れると、問答無用で格調が高くなるんですよね。登場人物も輝いて見えるという魔法のような楽曲です。
余計な事を書くと、シナリオが尻すぼみに面白くなくなっていった覚えがありますが、天才役者・草彅剛のメロウな音楽のような存在感だけで最後まで観られました。

最後に紹介するのは、上述の作曲者Henry Mancini(ヘンリー・マンシーニ)がピアノを弾き、シンガーとしても知られる作詞者のJohnny Mercer(ジョニー・マーサー)の歌唱による言うなれば元祖「Moon River」。

Henry Mancini – Moon River ft. Johnny Mercer
Henry Mancini – Moon River ft. Johnny Mercer

ノイズがチリついていますが、これも良いですね。

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