【今日の1曲】Claudine Longet – How Insensitive

昨日に引き続き、Antônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)が作曲したボサノヴァ楽曲「Insensatez(インセンサテス)」のカバーを本日もご紹介します。

今回のバージョンはアメリカで活動していたフランス人歌手、Claudine Longet(クロディーヌ・ロンジェ)によるもの。

ちなみに曲名は英語盤になると「How Insensitive(ハウ・インセンシティヴ)」となります。原曲「Insensatez」はポルトガル語。

Claudine Longet – ♫ How Insensitive ♫ (Antonio Carlos Jobim)
Claudine Longet – How Insensitive

このカバーは1967年にリリースされたClaudine Longetの2枚目のアルバム、『The Look of Love(邦題:恋の面影)』に収録されています。

もう元々の曲自体が非常に良いので、誰がどうカバーしてもそうそうダメにはならない曲だと思いますが、これはハマる。

アルバムの曲順だと、この次に映画『黒いオルフェ』の主題歌「カーニヴァルの朝(Manhã de Carnaval)」のカバーが「まじか」っていうアレンジで始まるので、是非サブスク等で聴いてみて下さい。

このアルバム含むA&Mレーベルからリリースされた5枚のアルバムのプロデュースは全てTommy LiPuma(トミー・リピューマ)によるもので、これまで当サイトで紹介してきたプロデュース曲だと以下があります。

Nick DeCaro – Tea for Two(二人でお茶を)
Everything But The Girl – The Language of Life
Dr. John – Candy

アレンジはNick DeCaro(ニック・デカロ)によるもので、当然の如くどれも質が高い。

Claudine Longetの歌唱は、いわゆるウィスパー・ボイスの甘く繊細なものでありながら、甘過ぎることなく絶妙にクール。
日本だとカヒミ・カリィの歌唱法やフリッパーズ・ギターの楽曲(曲名は忘れてしまいましたが、思い出したら加筆します)にClaudine Longetからの影響が見られます。

ゴシップ的な話をすると、Claudine Longetは1961年、Moon Riverでお馴染みのAndrew Williams(アンディ・ウィリアムス)と結婚。1970年には別居。その後、1975年に離婚。
翌1976年、所有していた別荘にて当時同棲していたプロスキー選手のVladimir Sabich(ウラディミール・サビッチ)を射殺した容疑で逮捕される。Claudine Longetは銃の暴発事故を主張。裁判の結果、過失致死の有罪判決が下る。
以後、芸能界からは引退。事件の弁護人だった男性と結婚し隠遁生活を送る。

という、急転直下の人生なわけですが、未来の事など知る由も無く、残された録音は魅力を放ち続けています。

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