【今日の1曲】THA BLUE HERB – THE WAY HOPE GOES

欧米で「The Boss」と言えば、昨日紹介した Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)ですが、日本のミュージシャンで「ボス」と言えばパッと思い浮かぶのは三人。

キャリアのスタート順に挙げると、まずは忌野清志郎。でもバンド近辺以外で、この呼び方はあんまり浸透していないような気がする。
清志郎はあくまで「清志郎」。またはカタカナで「キヨシロー」。矢野顕子は「きよしちゃん」って呼びますが。

次に矢沢永吉。ファンの間ではそう呼ばれていますね。
缶コーヒー「BOSS」のCMに起用されていたのが、ちょっと前のことだと思ったら、調べてみると1992年から1995年までのことでした。24年も前なのか。King & Princeのメンバーで言うと岸君以外産まれてもいない。時間感覚がわからん。それはそうとして、矢沢永吉も「ボス」というよりも「YAZAWA」の方が強いよなー。
ところで矢沢永吉とBruce Springsteenって共に1949年生まれの同い年なんですね。今年で70歳か…。それにしてはどちらも若い。

続きまして、最後の一人は日本のヒップホップグループ、THA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ)のBOSS THE MC(ボス・ザ・エムシー)。
結論、今音楽ファンの間で「ボス」と言えばこの人になるのではないでしょうか。「BOSS」以外呼び方無いし。

というわけで本日はTHA BLUE HERBの楽曲を紹介します。
ベタですが、THE BLUE HEARTS(ザ・ブルー・ハーツ)ではないですよ。

THA BLUE HERB – The Way Hope Goes – Music Video
THA BLUE HERB – THE WAY HOPE GOES

いやー、この曲は何回聴いても飽きないんですよね。いつも新鮮。
ただただ素晴らしい。これは是非映像も最後まで見て欲しいです。

非常に理知的で整然としており、意志の力が可視化されるような楽曲だと思います。陳腐な例えだけれどもスターウォーズのライトセーバーみたいな。
しかも霊的なものに頼らなくても、研鑽を積んだ人間の力だけでそれが出るようになってしまいました。みたいな。超人的。当然ながらラップって頭が良くないと出来ないよな。本当に。

この「THE WAY HOPE GOES」という楽曲は、2005年(Wikipediaの2007年という表記は誤り)に発表された『THAT’S THE WAY HOPE GOES』というDVD作品の最後に収録された楽曲で、後に3曲入りEPとしてCDでも発売されました。

THA BLUE HERBの2005年がどういう時期かというと、2002年の2ndアルバム『Sell Our Soul(セル・アワ・ソウル)』と2007年の3rd『LIFE STORY(ライフ・ストーリー)』の中間に当たります。

2nd発表とその後の、刃頭「野良犬」、ラッパ我リヤ「ヤバスギルスキル pt.6」、REBEL FAMILIA「NO MISSION(IRON VOCAL)」といった楽曲への客演(=ゲスト参加。BOSS THE MCのみ。なお、客演時の名義は ILL-BOSSTINO(イル・ボスティーノ)という名義を使用)や、THE BLUE HEARTSの楽曲「未来は僕等の手の中」にインスパイアされた「未来は俺等の手の中」、映画『HEAT-灼熱-』のサントラのリリース等があり、その流れの最後に出たのがこの楽曲。
この時期のものはどれも個別の良さがありますが、ベーシックな部分で共通する絶妙な感触があるように思います。

「THE WAY HOPE GOES」は2ndからの流れの最後に位置する総決算(キャリア全体で言えば中間決算)のような楽曲で、筆者はこの時期が一番好きです。

1stと2ndも結構作風が異なりますが、3rd『LIFE STORY』からは基本的なムードが変わってくるように思うので、この楽曲が気に入った方は、先に挙げました2ndから「THE WAY HOPE GOES」までの間に発表された楽曲を聴いてみると良いのでは。

とは言えTHA BLUE HERBはどれを聴いてもそれぞれの良さがあるので、リリース順に聴くのも良いと思います。最新作以外はサブスクも解禁されましたしね。

リスナーとしては、筆者も昨今ではサブスクがメインになってきて、特に新譜は以前と比べてあまり買わなくなってきたのですが、THA BLUE HERBは今年7年振り(そう言えば矢沢永吉も今年7年ぶりにアルバム出しましたねー。)に出た、セルフタイトルの2枚組5thアルバムも無条件でCDを購入しました。

何かをしながら聴く感じじゃなくなるんですよね。このグループは。
ちゃんと歌詞カード見ながら向き合って聴く事にさせられる。とても凄い人達です。

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