【今日の1曲】Sonic Youth – Free City Rhymes

昨日一昨日と紹介した山本精一が在籍したボアダムス(BOREDOMS・V∞REDOMS)とも何かと縁のあるSonic Youth(ソニック・ユース)。

本日は、NYを代表するバンドだったSonic Youthが、2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件の前年、2000年の5月に発表した、通算11枚目くらい(というのも、後から1stより前の音源が出たり、別名義や実験的なシリーズが途中何枚かあったりするので、そういうのを除いてカウント)のアルバム『NYC Ghosts & Flowers(ニューヨーク・シティ ゴースツ&フラワーズ)』から、アルバム冒頭を飾る「Free City Rhymes(フリー・シティ・ライムス)」を紹介します。

01- Free City Rhymes (NYC Ghosts & Flowers)
Sonic Youth – Free City Rhymes

気持ち良くて眠くなる。
この曲に限らずアルバム通して、音が絶妙に配置された感じの曲が多く、全部が全部という訳ではないのですが、「置きに行く」様な「侘び寂び」の効いた作品。
前年1999年のツアー中に機材一式が盗難に遭ったという悲運からの仕切り直しが、これまでとは一味違ったこのような素晴らしい楽曲の誕生に繋がったそうなので、人生で起きる出来事それ単体での幸/不幸だけでは結果は判らないものですね。

本作では後に正式メンバーとなるJim O’Rourke(ジム・オルーク、以前紹介した「Eureka」の人)も参加しており、この曲ではベースを弾いています。

ちなみにこのアルバムはアメリカの音楽メディア『Pitchfork(ピッチフォーク)』で10点満点の0点を見事獲得しており、極端な拒絶反応を示す人も居るようです(しかしそこまで極端な作品かね?)。
ざっと日本国内のレビューを見たところ、「全然ポップではない」という感想も多く見られましたが、コーヒーで例えると、砂糖は入っていなくてもミルクは入っていてほんのりと甘みはあり苦々しい訳ではない。くらいの印象。元々ポップセンスのある人達なので、甘味が全くないという事は無いです。

個人的にはビミョーな曲が1曲くらいで、それも別にわざわざ飛ばそうとまでは思わない、基本、通しで聴ける傑作だと思います。

Sonic Youthって当サイト始めて今までで1番多く(とは言え3回目)取り上げており、やっぱり色々と意義深いバンドなんだな、と改めて思う次第です。
「Sonic YouthはThe Beatles(ザ・ビートルズ)と同じくらい重要だ。本気で」みたいなことを書いていたプロの音楽評論家の人が居ましたが、言いたい事は分かる気がします。

ところで本日Webニュースで見た記事ですが、『アメリカ同時多発テロから18年 1万4千人超が9.11関連の癌に「粉塵と癌の関連性を初証明」』とのことです(気になる方は括弧内をそのまま検索してみてください)。

Sonic Youthも貿易センタービルの近くのスタジオで、『NYC Ghosts & Flowers』の次作にあたる作品をレコーディングしており、2011年の解散後にはメンバーのKim Gordon(キム・ゴードン)が初期がんを発症していたそうです(関連性についてはWebで軽く調べた限りでは不明)。

あれから18年が経ちますが、未だ悪い影響は収束することなく、なおも続いているのですね。

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