【今週の3曲】Rickie Lee Jonesの3曲

はい、平常運転に戻りまして【今週の3曲】。
本日はアメリカのシンガーソングライター Rickie Lee Jones(リッキー・リー・ジョーンズ)を紹介します。
もう見ての通り、昨日紹介した Lykke Li からの「名前が似ている繋がり」での人選です。チョー安易。

昨日の話の続きになりますが、毎週土曜日のこの企画がなかったら、止めどころがわからずに延々プレイリスト的選曲を限界までチャレンジ。みたいなことになっていたかも知れません。それはぞっとするなー。まあ筆者の匙加減一つのルール決めではあるのですが。流石にこの【今週の3曲】でも継続してプレイリスト的選曲を続ける気にはなりませんでした。

では本題に入ってRickie Lee Jonesのまずは1曲目。

最初に紹介するのは、自身の名を冠した1979年のデビュー作『Rickie Lee Jones(邦題:浪漫)』収録曲の「Company(カンパニー)」。もうちょっとキャッチーな曲も収録されているのですが、筆者の好みと気分でこちら。

Rickie Lee Jones – Company
Rickie Lee Jones – Company

基本的にはしっとり目の楽曲ではありますが、非常に表現力と情感豊かな、言うなれば「濃ゆい」ボーカリストだと、ある程度誰が聴いてもお分かりいただけるかと思います。

内容は(昨日に引き続き)これまたパートナーとの別離についてで、この際の「Company」は「会社」ではなくて、「連れ合い」とかそういう意味かと。別の人生で出会うとしても、夢の中でも、銀河を超えても埋めることのできない不在が切実に歌われる、スケールの大きなナンバー。ただ部分的に切り取れば「別の人生で会いましょう」というフレーズが含有されているのがロマンチック。

続きましては1981年に発表された2ndアルバム『Pirates(パイレーツ)』収録曲の「A Lucky Guy(ラッキー・ガイ)」。

Rickie Lee Jones – A Lucky Guy
Rickie Lee Jones – A Lucky Guy

結構知られている話ですが、Rickie Lee Jonesはデビュー前から、同業のミュージシャンTom Waits(トム・ウェイツ。1973年レコードデビュー)と同棲しており、パートナー関係にありました。この楽曲はそのトム・ウェイツとの生活から生まれた歌なのだそうです。
しかし濃ゆいカップルだなー。ちなみに1980年にTom Waitsは別の女性と結婚しているので、この作品が発表された頃には既に破局しています。でも楽曲は軽妙で粋。

最後3曲目。1991年に発表されたカバーアルバム『Pop Pop(ポップ・ポップ)』の冒頭1曲目に収録された「My One And Only Love(マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ)」。この曲はFrank Sinatra(フランク・シナトラ)の歌唱で有名ですが、Sting(スティング)や近年ではBob Dylan(ボブ・ディラン)もカバーしていましたね。

Rickie Lee Jones My One And Only Love / Robben Frod (g) & Charlie Haden (b)
Rickie Lee Jones – My One And Only Love

この作品は主にジャズのスタンダード曲を中心に、ミュージカル曲やロック系のJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)やJefferson Airplane(ジェファーソン・エアプレイン)の楽曲も取り上げておりますが、それらもほぼジャズアレンジ。参加ミュージシャンはジャズ界の腕利き揃いで非常に聴き応えがあります。

このアルバムってざっとレビューを確認した感じ、フェイバリットに挙げる人が多く居る一方で、「この曲をこういう風にカバーしてほしくなかった」という意見も見られます。まあ確かにRickie Lee Jonesの歌唱は「濃ゆい」し独自性が高いので、そう思う人もいるだろうなー。という感じですが、スタンダード曲って大体もう既に決定版と呼べるものがそれぞれにあるので、こういう解釈のものがあって良いと思います。

個人的にこのアルバムはかなりの回数聴いていて、CDプレーヤーに入れっ放しで、なんとなくこればっかりを聴いていた時期もありました。わざわざCDを取り出して他を聴こうと思わない感じ。
本当に聴き飽きないんですよね。あとなんか丁度良い。聴き流しても良いし、Charlie Haden(チャーリー・ヘイデン)のベースを追っても良いし、Dino Saluzzi(ディノ・サルーシ)のバンドネオンを注意して聴くも良し。

Rickie Lee Jonesの作品は大体どれも録音が良い印象ですが、本作は特に良いので是非可能な限りの良い環境で聴いてみてください。

唯一無二の内容でジャケットもキュートなので、プレゼントにもおすすめ。あーでも、今時CDってプレゼントとしては難しいのか。プレーヤー持ってない人も多いですもんね…。

今年2019年はデビュー40周年にあたり、カバーアルバム『Kicks(キックス)』がリリースされましたが、冒頭1曲目に英国のバンドBad Company(バッド・カンパニー)のセルフタイトル楽曲「Bad Company」を取り上げております。自作の「Company」にかけての意図があるのかどうかは不明ですが。

5月には来日公演もあったんですよね。これは行けばよかったなー。

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