【今日の1曲】芥川也寸志 – 道行きのテーマ(映画 八つ墓村より)

昨日のショーケン(萩原健一)繋がりで、本日は1977年に公開された映画『八つ墓村』のオリジナルサウンドトラックから、「道行きのテーマ」を紹介します。

77 八つ墓村より 道行きのテーマ、芥川也寸志作曲
芥川也寸志 – 道行のテーマ(映画 八つ墓村より)

作曲は芥川也寸志(あくたがわ やすし、1925年7月12日 – 1989年1月31日)。作家・芥川龍之介の三男で、多くの功績を残した作曲家、指揮者です。

『八つ墓村』に関してはリメイクもされているのでなんとなく皆さんご存知かと思いますが、作家・横溝正史の探偵小説「金田一シリーズ」の一作。

昭和の金田一耕助といえば石坂浩二が演じたイメージが強いかと思いますが、こちらは『男はつらいよ』シリーズでお馴染みの渥美清が金田一役を演じています。石坂浩二のシリーズは東宝が製作したもので、渥美清の『八つ墓村』は松竹です。同じ時期に同じシリーズを別会社がそれぞれ作るって面白いですよね。
渥美清の起用の経緯に関してはWikiに良い感じに纏まっていたので以下引用。

金田一役に渥美清が起用されたのは横溝自身の希望によるものである。松竹から本作の映画化の申し込みがあった際、金田一についてはまだ決まってないが二枚目になるだろうと言われ、それに対し横溝は「探偵というものは狂言回しでしょう。主人公は別にいるんですヮ。犯人か被害者かどちらかが二枚目になるでしょう、二枚目を二人出されちゃ困る。だから金田一役、やっぱり汚れ役にしてほしい、お宅ならやっぱり渥美清だろうって、ぼく、そういったことがあるんですけどね。」と述べている。

Wikipediaより

はい、その二枚目を演じた主人公が萩原健一でした。

余談ですが、主人公の少年時代を演じていたのが吉岡秀隆で、『男はつらいよ』の27作目(1981年公開の『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』)以降にも出演し、渥美清と共演していますね。
更に今年NHK BSプレミアムで10月12日に放送される、最新版の『八つ墓村』では吉岡秀隆が金田一耕助役を演じているそうです。

音楽の話に戻りまして、1978年に開催された「第1回日本アカデミー賞」にて、『八つ墓村』(と同年1977年に手掛けた『八甲田山』)が最優秀音楽賞と優秀音楽賞を受賞しました。他にノミネートされていたのが大野雄二、佐藤勝、武満徹、林光という錚々たる面子を抑えての最優秀賞の受賞です。

壮大でありながら、もの哀しく抑制された楽曲。
個人的には暑い日に聴くのにぴったりだと思います。

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