今日の1曲 井上堯之 / 一人 ~I STAND ALONE~

令和元年。今はまだ平成の終わりというよりも「昭和は遠くなりにけり」をぼやーっと思う感じ。

平成の終わり際に続けざまだった内田裕也とショーケンの訃報。
ショーケンの訃報に伴い急遽『傷だらけの天使』初回と最終回が深夜再放送されていましたが、その劇中音楽を担当していたのが元ザ・スパイダーズで、元PYGのギタリスト井上堯之率いる、井上堯之グループ。
本日紹介するのは1976年、井上堯之のソロ第一弾アルバム『Water Mind』の一曲目、『一人~I STAND ALONE~』。作曲は本人。作詞の岸部修三(元ザ・タイガース、元PYG)は現在では俳優として長らく第一線で活躍中の岸部一徳(改名している)。あの米倉涼子の高視聴率ドラマでメロン持って来る人(この人はベーシストとしても作詞家としても本当に素晴らしい)。

井上堯之 一人~I STAND ALONE~ 1976  Record source
井上堯之 / 一人 ~I STAND ALONE~

ちなみに上記ドラマ最終回の挿入歌として流れたのがデイブ平尾バージョン。他に柳ジョージ&レイニーウッドのカバーバージョンもあります。
蛇足かも?と思いつつインスピレーション源、元ネタはこちら。タイトル一緒やん。
AL KOOPER / I Stand Alone 1969年

i stand alone – Al Kooper
AL KOOPER / I Stand Alone

聞けば分かる通り、導入部分はまあほぼ一緒。でも展開が全く違う。アル・クーパーの方が陽性のヴァイブスと言うかゴスペル成分強め。井上堯之の方はより内に入って行くような、荒野を一人行くようなブルース。結果別物としてどちらも違った魅力を持っているのではないかと。

ところで本日5月2日は井上堯之の一周忌になります。

平成。読んで字の如く、いろいろなものが平らに成ってしまったように感じます。良くも悪くも。そんな中、ロック第一世代がどんどんいなくなってしまい、いつの間にかこんなダンディズムは、ほとんど失われてしまいましたね。全体的にすっかり軽くなってしまった印象です。
でも彼らが残してくれた、例えばこういう曲が胸の中にあるのとないのとでは、人生が全く変わって来るのではないでしょうか。人間の宿命である「寂しさ」や「孤独」への対処法、時に取りうる態度、拠り所として。

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